サルの親子と猫の親子 ♡ 自力と他力 | 願いを叶える♡ ストーリーミニチュア Atelier chou chou

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願いを叶えるヒントをちりばめています。

 

ストーリーミニチュア Atelier chou chou の Satomi です。

 

朝夕の寒さが厳しくなってきましたが

その分、夜空の星の輝きが鮮明になってきました。

 

今週末は近くの自然文化園で開かれる

星空マルシェへ行く予定です。

 

いつもお世話になっているカフェ出店する予定で

温かいテントの中でミネストローネを食べさせてくれるそう。

 

 

Vivien も温かいスノースーツを着て

夜のお散歩を楽しみます。

 

 

 

 

 

 

 

テレビをつけたら

サルの親子と猫の親子の絵が並んでいて

面白い話をしていました。

 

サルと猫の親子はよく、「自力」と「他力」の例え話に登場します。

 

 

危険を感じると

サルの子は親のお腹や背中にしがみついて、

猫の子は親にくわえられて移動します。

 

 

どちらも親任せで移動してもらっているように見えるけれど

 

 

サルの子は、親のお腹や背中に自分でしがみついているので「自力」を、

でも猫の子は、親にくわえられているだけなので「他力」を、

 

それぞれ象徴している、というお話でした。

 

 

実はこのお話、「仏教」の教えに繋がっていて

 

 

この世の中も仏が導き動かしてくださっているけれど

猫の子のように身を任せるばかりではなく

サルの子のように、自らも力を発揮して生きていきなさい

 

という教えの例えに使われていました。

 

 

なるほど、と素直にうなずける話だったのですが

実は他の解釈もあって、私はそちらの解釈の方が

より納得できるのです。

 

 

それは

一見、サルの子が「自力」、猫の子が「他力」に見えるが

実は「自力」と「他力」は切り離せないものである、というのです。

 

 

 

 

 

 

サルの子が安全のために親にしがみつくのは

確かに自力に違いない。

 

しかし親のサルは、子供が落ちてケガなどしないように

万全の注意を払って運んでいるので「他力」ともいえる。

 

 

また猫の子はただ運んでもらうだけなので

確かに「他力」である。

 

しかし、猫の子は全身の力を抜き、親に一切を預けきる

という努力をしているのだ、というのです。

 

 

なぜならば

一瞬でも体に力を入れてしまったら

親の歯は子猫の首筋を突き刺してしまうから。

 

だから猫の子も「自力」である、という解釈です。

 

 

「他力」が無かったら「自力」は機能しないし

「自力」を出さなかったら「他力」は力を貸してはくれないのです。

 

またお互いの信頼関係が無かったら、ふたつは機能しないのです。

 

 

子ザルが親にしがみついても

親が振り払ってしまったら、子ザルは危険に直面するしかありません。

 

子猫が親を信頼できずに

緊張で身体を硬直させてしまったら

親が命を奪ってしまう事になるかもせれません。

 

 

サルの親子、猫の親子のただのイラストでしたが

 

人間関係や人生に対する態度を考えさせられる

興味深い絵でした。