本当は 自分がどう思っているのか
このごろ、それを凄く意識しています。
私はあまり夢を見ない方だと思うのだけれど
時々、昔の知り合いの夢を見ることがあります。
友人、ではなく「知り合い」という距離にいる人たち。
何故夢に出てくるの?
と不思議になるくらい、続けて登場する知り合いもいました。
そして暫くすると、偶然彼女たちに
ばったりと出会うのです。
つい先日も、同じことが起こり・・・
夢に出てきたのは昔の職場の同僚で
実は、どうしても好きになれなかった女性。
彼女が仕事で、どんどん出世していく夢でした。
今更何故?
まさかどこかでバッタリなんてことないよね・・・
案の定、バッタリと出逢ってしまったのです。
でも、不思議なことに
昔抱いていたような嫌悪感が感じられなかった。
「好き」 にはならないかもしれないけれど
「嫌~」 でもない。
そう、何も感じなくなっていました。
「手放せた!」
瞬間的にそう感じて
同時にフッと気持ちが楽になりました。
夢に出てきた彼女は
どんどん出世していくキャリアウーマン。
もしかしたら、能力のある彼女に対して
当時の私は何か「焦り」のようなものを感じていたのかもしれないな。
夢を見てから
ふとそんなことに気づいて、
「まだまだ、頑張らなくては・・・」
と自分のおしりをたたいていたあの頃の自分を
「よく頑張ったね」と
認めてあげる事が出来たのかもしれません。
そんな風に自分を認められたから
彼女に対して、何も感じなくなれたのかもしれない
そう思うのです。
同じような事って続くようで
もう一人、かつて「苦手だな~💦」と感じていた女性と
ある期間、一緒に過ごすことになったんです。
仕事に関わることだったので断ることは考えませんでしたが
少しばかり憂鬱な気分でした。
ところが、以前とは異なる環境で関わってみると
彼女の全く違った一面が見えてきて
気が付いたら楽しく笑ってお話をするようになっていたのです。
彼女に会う前 憂鬱だった時間に、
「本当はどう思っているの?」
と自問自答をしてみました。
「苦手」 「出来れば会いたくない」
「でもそれを理由にこの話を断るのは悔しい」
「大人なんだから、態度にさえ出さなければ大丈夫じゃない?」
いろいろな声が聴こえてきたけれど
一番素直な声は
「上辺ではなく、心から気持ちよく付き合っていきたい」
でした。
そう気づいても、なかなか素直に行動はできないもので
暫くはいろいろな葛藤があったけれど
こうして笑って話せるようになっているのは
「気持ちよく付き合っていきたい」
という本心に気づいていたからではないかと思うのです。
本当は 自分がどう思っているのか
それに気づけているか
または何か理由を付けて誤魔化してしまっているか で
目の前に現れる世界は全く違うものに映ってしまうようです。