
これは池田理代子さんのCD
「ヴェルサイユの調べ ~マリーアントワネットが書いた12の歌~」
池田さんが原語歌唱と訳詞をされているそうです。
2005年に、マリー・アントワネット生誕250周年を記念して出されたものだそう。
マリー・アントワネットが作曲していたなんて知りませんでした^^;
なんでも、18世紀のヨーロッパ各国王室のプリンセスは、
一般教養として
舞踊や歌唱、楽器の演奏のほかにも作曲まで
身に付けなくてはならなかったそうです

何だか宝塚音楽学校みたいなスケジュールではないですか(^^♪
池田理代子さんの解説によると
プリンセスたちにも勿論、向き、不向きがあって
かの女帝マリア・テレジアは音楽家の庇護に関しては功績を遺したそうですが
自分自身で楽器を演奏したり、歌うことは得意ではなかったとか。
ところが娘のマリー・アントワネットは
音楽の分野がかなりお得意だったそうです

特にダンスには目をみはるものがありました。
そういえはウィーンの王宮に、兄の結婚を祝って
バレエを踊るアントワネットと兄弟の絵が飾られていましたが
アントワネットが10歳ごろの姿だそうです。
楽器を奏でる姿も絵画で残されています。
これはスピネットという楽器を奏でる肖像画。
特にハーブはかなりの名手だったそうです

プチトリアノンの私室にも美しいハーブが置かれていたのを
覚えています。
音楽への嗜好が強かったアントワネットは
16曲ほど作曲もしているのだそうです。
フランス革命時に、楽譜などの所在が不明になってしまいましたが
最近になってその所在が明らかになってきました。
とはいえ、16曲全てがアントワネットの作曲では無いようなのですが・・・
でも自ら劇場を建て、2年間という短い間ではあったものの
役者として舞台に立っていたアントワネットですから
自ら作曲を手掛けていても不思議ではないように思います(^-^)
ちなみに池田理代子さんは、王妃の劇場で歌われたそうです

池田さんのCD、Amazonで試聴ができます

興味がある方は是非
