熊谷に住んでいる友人が農業を始めました。

僕も何か新しい事を始めたいです。




今日はマウスピースについてお話しします。

私のマウスピースのファースト遍歴は

遡れば高校一年生

当時入っていた吹奏楽部所有のクラリネット

のケースに入っていたYAMAHAの4Cでした。


誰が吹いたか分からないマウスピースを

咥えなきゃならない事に感じた

一抹の不快さと複雑な高揚感を覚えています。


YAMAHAのエントリー機種に付属している

4Cですが 侮るなかれ

存外まるっこい音が 何も考えずとも

出てくれる印象です。


入部後、周りの部員達が自前のマウスピースを購入しているのに釣られ

自分なりに調べて購入したのが

バンドーレン社製の5RVライヤーです。


3半~4の強いリードで音を作るのが一般的なのですが

当時私が使っていたリードは青箱の2半。

草笛のような音を出してはよく怒られていました。


高校卒業後も薄い音に悩んでいた私に

恩師が勧めてくれたのは「M30」というマウスピース

だったのですがこれが私にとっては正に青天の霹靂

求めていた丸くて太い音がそこにあったのです。


その後更に太い音を求め続け

いつの間にかリードはV12の4になり

太い音と引き換えに

小さい音が出せなくなったのでした。




月日は流れ、音楽から離れ迷走していた時期も

あったのですが  些末なきっかけからまた再開。

そこで仕掛けを一から見直し出会ったのが「B45ライヤー」です。


私は特異な歯並び事情を持っており

歯科的に云えば下顎1 1欠損  要するに

下の前歯が2本とも無いのですが

でたらめな咥え方でも音が作れる

マウスピースが無いかなと

試行錯誤の末出会ったのがこのマウスピースでした。


歯並びがアバウトでも唇の位置と

口輪筋などの表情筋で音作りが出来

随一のオープニング(リードとマウスピースの先端の広さ)とフェイシング(リードの先端から接地面までの長さ

)で息の入りやすさは抜群。

このマウスピースとは5年程付き合いましたが

今もたまに使っています。


僕も三十路かーとなんとなくソワソワし始めた頃 
クラリネットのカルテットを組んでいたのですが
中~高音域のピッチの不安が払拭できず
煮詰まっていた頃に使い始めたのが
その後現在に至るまで使うことになる
「B40」です。


吹奏感はB45ライヤーの方が好みでしたが

ピッチを克服する未来を見据えて使い始め

半年程で好みの吹奏感だと感じられるようになり

吹奏感とピッチ  攻守共にバランスの良い

相棒になってくれました。


その後音程の問題は別の角度から

更に克服していく事になるのですが

今では中々これ以外のマウスピースが考えられず

我が家には大量のB40が量産される事になるのでした。




使えるリードの範囲は10枚中8枚くらい

内本番で使えそうなのは2~3枚なので

私に合ったセッティングなのだと感じます。


ここで紹介したマウスピースは世にあるほんのごくいちぶ。

どんなマウスピースでも音が作れる

柔軟なアンブッシュアを目指したいもんです。




とりあえずピアノかホルンを始めたいと思います。


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