僕は篠山紀信先生の『激写』を見てポートレートを始めました。
幸せそうで楽しそうな女性を撮りたくて、大学生になってポートレートを始めました。
僕の周りには魅力的な女性が大勢いたけど楽しそうにしていない。一生懸命勉強している。
それもそのはず、僕自身が大学では図書館で大半の時間を過ごしていたからだ。
1年生の時は司法試験の勉強で、それ以降は本を読むために図書館にいた。
周囲にいる女子学生たちはみんな勉強していた。
就職するとその傾向が強くなった。
魅力的な女性は大勢いたけど、みんな一生懸命に仕事をしている(当然ですね)
僕が観たいのは、もっと自由に楽しそうにしている女性たちだけど、あまりそういう機会に会わない。
相変わらず職場の女性など身近な女性を撮影をしていた。
楽しかったけど、リード役にも疲れた。
普段仕事で頭を使っているのだから、せっかくの休日ぐらい楽をして、女性の方にリードしてもらいたい。
撮影会にいけば、その欲求を叶えることができた。
モデル(主にレースクイーン)達は、しっかりと仕事をしながらも幸せそうに楽しそうに遊んでいるように見えた。
一生懸命勉強している女性なら大学生の時にたくさん見てきた。
一生懸命仕事をしている女性なら会社に行けばたくさん見ることができる。
しかも無料で見ることができる。
普段、無料で見ている「一生懸命に仕事をしている女性」を休日にお金を支払ってみたいとは思わない。
幸せそうで楽しそうにしている女性を観たいし撮影したい。
それが撮影会だった。
だからモデルには言うのです。(言語化)
「しっかりと仕事をしなさい。でも仕事をしているように見えてはダメです。幸せそうに楽しそうに遊んでいるように見えなくてはいけません」
画像は中村美香子さん。
2月24日にデビューしたばかりの新人モデルです。
とても期待しています。