こんばんは。
福祉(さいわい)を弘めるライフアドバイザー 箕音です。
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
早くも4月も半月過ぎてしまいますね。
今日は鹿沼市内古峯が原にございます金剛山瑞峯寺に参拝してきました。
真言宗醍醐派の寺院。
1250年前に日光山を開いた勝道上人が開創。
本尊は金剛大権現・不動明王
修験道の霊場・北関東36不動尊の霊場第17番札所
修験道の祖である神変大菩薩(生前行いを尊び死後に贈られる称号・別名 役の行者没後千年以上の後に当時の光格天皇から送られて諡号)が境内に祀られております。悪霊を祓うとされ、神変大菩薩が祈り出した仏が蔵王権現といわれております。
役の行者は奈良県葛城市の生まれで、天河大弁財天社や大峯山龍泉寺等多くの修験道の霊場を開祖。
25歳の時には箕面の龍穴で龍樹菩薩より孔雀明王を本尊とする真言密教の教えを受けられております。
山岳宗教の第一人者であったことから、山野を駆け巡って修行されたことに由来し、特に足腰の弱い方をお救い下さると
言われております。個人的には、股関節の手術を終えて2か月半経過した私とっては救いと思ってしまいました。
北関東三十六不動尊は、三密の教えの道場として昭和63年に作られました。
栃木県・群馬県・茨城県の北関東3県の寺院で組織されています。
栃木県:「口密修行の道場」
群馬県:「身密修行の道場」
茨城県:「意密修行の道場」
県ごとに修行が異なるんです。
栃木県は「口密」、はじめに言葉ありきですね。
言霊を大切にして言葉にしていきましょう。
入り口には高さ13mもある不動明王をお祀りしております。
不動明王の化身といわれる俱利伽羅龍王(岩上に立つ宝剣に火炎に包まれた黒龍が巻き付いているさまの形象)の像が境内の
お大師様の像の側におまつりされております。なかなか迫力がありインパクト強いです。
(俱利伽羅とはサンスクリット語クリカの音写、クリカはインドで八大龍王の内の一王の名)
役行者が天河大弁財天を開祖されていることもあるのでしょうか
本堂に向かう参道の階段を数段上りましたすぐ脇に鳥居があり、小さな弁財天のお社がございます。
かなり古くからあると思われるお社で千社札が沢山貼られておりました。
こちらの弁財天は木彫りの弁財天だそうで、とても珍しいです。
境内には弁財天の立像が祀られております。
境内には他にも大黒天・吉祥天・鳥天狗・大天狗・地蔵菩薩がまつられております。
陽の光がさんさんとして山々の緑に囲まれ、枝垂桜が見事に咲き誇っていました。
金剛山という名称は、弘法大師空海が勝道上人の弟子に金剛界の大法を授けたという説があるそうです。
寺務所で御朱印をいただきました後にお寺の方のお計らいで
寺務所の広間にございます黒地に金で描かれた金剛界曼荼羅と胎蔵界曼荼羅を拝見させていただくことができました。
迫力に感動し、手を合わさせていただきました。思わぬ出来事に感謝です。
5月には柴燈護摩、火渡り修行があるとのこと、是非出かけてみたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。