こんばんわ。

福祉(さいわい)を弘めるカウンセラー伊原景子です。

いつもブログをお読みいただきありがとうございます。(感謝お願い

 

今日は仏像のことについてお伝えさせていただきます。

仏教の世界には、数多くの「仏さま」が存在しています。

日本に伝わっている仏像は、大きく5つに分類することができます。

「如来」ー修行の末に悟りひらいた「心理に目覚めた者」を意味する仏さまの総称

「菩薩」ー「菩提薩埵」(ぼだいさった)の略で「悟りを求めて生きる者」人々を教え導く存在

「明王」-仏の教えに反する者を調伏、憤怒の表情で人々の悪心を取り締まる

「天」ー如来・菩薩・明王を補佐する役割を持ち、仏教に帰依した護法神(梵天・帝釈天・弁財天・大黒天等)

「その他」ー「聖徳太子像」「蔵王権現」「牛頭天王」「七福神」等

 

【観世音菩薩】

観音菩薩・観自在菩薩(般若心経の冒頭に登場する菩薩)・救世菩薩ともいわれ、「慈悲」を神格化した菩薩。

変化身の数は33に及びます。

千手観音・十一面観音・馬頭観音など総称して三十三応現神といいます。

観音菩薩さまは慈悲を象徴するため女性と思われがちですが、性別を超越した存在といわれています。

きらびやかな装飾品を多く身に着けています。

(手首には「腕釧」(わんせん)・首元には「瓔珞」(ようらく)のアクセサリー)

手に蓮の花「蓮華」をもっており

蓮華は、泥の中でもきれいな花を咲かせるといわれ、仏教の象徴とされています。

 

観音菩薩の中でも特に有名なのが六観音さま

・聖観音-基本の観音さま(敦煌の壁画・法隆寺の壁画(現在は境内に保管)・浅草寺の本尊は聖観音)

 

・千手観音ー絶大な力を持つとされる観音菩薩

(京都三十三間堂本尊・奈良唐招提寺金堂像・和歌山道成寺本尊等)

 

・馬頭観音ー怒り顔の観音菩薩

(福井県中山寺の馬頭観音像・滋賀県横山神社の馬頭観音立像・栃木県日光市輪王寺馬頭観音像)

 

・十一面観音ーあらゆる方角が見えるとされる観音菩薩

(奈良県桜井市聖林寺の十一面観音菩薩立像・京都六波羅蜜寺等)

 

・不空けん索観音ーけん索という投げ縄で苦しむ人を救うとされる観音菩薩

(奈良県東大寺法華堂(三月堂)・奈良県興福寺南円堂本尊)

 

・如意輪観音ー煩悩を破する説法するとされる観音菩薩

(大阪府河内観心寺本尊・兵庫県西宮市神呪寺本尊・滋賀県大津市石山寺

 

※下野三十三観音札所巡りの三十一番札所 紫雲山千手院(1535年創建)千手観音堂に行ってきました。

桜の名所で千手山公園の中にあり、高台にある為眺めがよいです。

朱色が鮮やかな仁王門、両脇の仁王像も迫力ある存在感。

本尊の千手観音座像は鎌倉時代末期の作と伝えられ、毎月1日に御開帳されます。

勝道上人が中禅寺の「立木観音」、清滝寺の「清瀧観音」と紫雲山千手院「千手観音座像」一本で3体作った

と伝えられています。

今度1日の御開帳の時に出かけてみたいと思います。