皆さま、おはようございます。
秋晴れの良い天気が続いております。
福祉(さいわい)を弘めるカウンセラー伊原景子です。
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。(感謝
)
今日は弘法大師空海の言葉『虚往實帰』(きょおうじっき)についてお伝えさせていただきます。
この言葉は師である恵果和尚のお人柄をあらわしたお言葉です。
高野山にその石碑がございます。
「恵果和尚の碑文」の一節を紹介させていただきます。
「貧を済うには財を以てし、愚を導くには法を以てす。財を積まざるを以て心と為し、法を惜しまざるを以て性と為す。
故に、若しくは尊、若しくは卑、虚しく往きて實ちて帰り、近き自り遠き自り、光を尋ねて集会することを得たり。」
恵果和尚は、貧しい方には惜しみなく財貨を与え、仏の教えを求めるものには惜しみなく説き示されたので、光を求めるように、
遠近から多くの人が和尚のもとを訪ねた。その人たちは、一人残らず、満ち足りた気持ちで帰っていったのです。
弘法大師空海は、和尚のもとに空虚な気持ち、不安な面持ちで出かけたが、一人残らず充実した心で帰っていったとは
恵果和尚の慈悲深いお人柄をいいあてた言葉として『虚往實帰』と記されています。
正統な密教の相承者であった恵果和尚は、弘法大師空海と出会い、千人もの弟子を差し置いて、空海に密教の全てを授けました。
その後、4か月も経たないうちに、恵果和尚は病状が悪化し逝去されました。
密教が弘法大師空海へと受け継がれた一連の過程には目には見えない不思議なご縁があったのではないでしょうか。
「日本から唐に来るときは不安が付きまとう命がけの旅でありましたが、恵果和尚との出逢いのおかげで、密教を瓶の水を1滴も
残さず別の瓶にうつすように、恵果和尚が所持していた教法を余すことなく受法し、無事に満ち足りた気持ちで我が国帰ります」
『虚往實帰』という言葉には、密教の受法に関する、弘法大師空海と恵果和尚の不思議な巡り合わせや、恵果和尚の人柄に対する
弘法大師空海の想いがこめられているといえます。
~トートタロット一言メッセージ~
今日のカード 剣の王子
キーワード:独創的なアイデア
☆彡理論や分析力を重視して思考を重ねる
