異色の感慨深いヒューマンドラマ映画DVD 『ヤコブへの手紙』 | 映画・本の紹介、感想、レビュー

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『ヤコブへの手紙』

出演:カーリナ・ハザード、ヘイッキ・ノウシアイネン、ユッカ・ケイノネン

監督:クラウス・ハロ

製作:2009年フィンランド、DVD発売日: 2011/09/30、時間: 75 分

究極の癒し映画の完成!赦し、思いやり、人の愛し方この映画が教えてくれます!
牧師の言葉、行動が孤独と絶望を癒し希望へと導いていく。フィンランドの大自然も圧巻だが本編で使用されるクラシックの音楽もあいまって観る人すべてに深い感動へといざない究極の癒しを提供してくれる。




すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたを休ませてあげます。(マタイの福音書11章28~30節)

1970年代のフィンランドの片田舎。白樺に囲まれた古い家を舞台に、深い後悔を胸に秘め、12年間暮らした刑務所から出てきたレイラと、人々からの手紙を待ち続ける盲目の年老いた牧師ヤコブ、そして悩める人々からヤコブ牧師への手紙を届ける郵便配達人という意外な組み合わせの3人が紡ぐ、手紙を巡る物語。

フィンランド・アカデミー外国語映画賞代表作品であり、世界各国の映画祭にて多数の賞を受賞した感動作。


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この映画はある意味異色の傑作です!

登場人物は3人だけで淡々と言葉少なに進行していきます。

凝った演出がない、自然体であり、表情と言葉の含蓄から観る者が思いをはせる。

単調なだけに、かえって自然にすっと観る者の心に沁みわたるのです。

悩みの手紙を受け、その人に代わって神に祈ることが自分の使命という盲目の年老いた孤独なヤコブ牧師。

刑務所から出獄してきた暗い重い影がある冷徹な態度をとる女性レイラ。

そして、手紙を届ける謎めいた郵便配達人。

レイラはヤコブ牧師の家に住み込み手紙を読み返事を書く役目なのだが、ヤコブ牧師にも何に対しても投げやりな侮蔑した態度をとる。

ある時から手紙が届かなくなりヤコブ牧師は。。。手紙を読まなくてすっとするレイラは。。。

フィンランドの片田舎の風景、郵便配達人の「ヤッコ~ブ!」と呼びながら配達する声のトーン、音楽が癒しを醸し出す。

劇的なドラマチックな演出をせずに、人の心情を繊細なタッチで細部まで構成を練って表現している心洗われる秀逸の映画です。

深く考えさせられる映画であり、観るたびに新たな発見ができそうな一挙手一投足に目が離せない、感慨深い感動のヒューマンドラマです。



内容紹介(Amazonより)

全世界から、厳選された最新ヒット作をお送りする『Petit crin-小さな宝石箱-』シリーズ第一弾作品!!

第1回フィンランド映画祭で評判になり興行もスマッシュヒット!!

第82回アカデミー賞外国語映画賞フィンランド代表作品!第66回フィンランド・アカデミー賞(Jussi Awards)最多4部門受賞(作品賞・監督賞・主演男優賞・音楽賞)!!

各国映画祭多数賞受賞!!  第33回カイロ国際映画祭 グランプリ・脚本賞受賞/第58回マンハイム=ハイデルベルグ国際映画祭 グランプリ受賞 サンタバーバラ国際映画祭 最優秀外国映画賞受賞/第28回ファジル国際映画祭 スピリチュアル映画部門最優秀作品賞受賞

劇場公開時、各誌媒体露出充実!!新聞、週刊誌大絶賛!
朝日新聞、読売新聞、公明新聞、東京新聞、聖教新聞、AERA、DAZZLE、ダヴィンチ、anan、Figaro japon などなどに掲載!!


ストーリー概要

ありのままの自分を赦してくれる存在に気付いた時、きっとあなたも誰かを愛せるはず。

胸を打ちあふれる涙に心洗われる物語。

1970年代のフィンランドの片田舎、白樺に囲まれた古い家で生活する盲目の年老いた牧師ヤコブ。恩赦で出所したレイラは、ヤコブ牧師の家で働くことになった。

一人で暮らす年老いた彼のもとには、悩みをもった人々からの手紙が郵便配達人によって毎日届けられる。

レイラの仕事は盲目の牧師のために手紙を読み、返事を書く事。毎日届く手紙を楽しみにするヤコブと、生きることに希望を持てず嫌々ながら仕事をこなすレイラ。

そして、突然現れたレイラに不信感を抱く郵便配達人。そんなある日、ヤコブへの手紙がぷつりと来なくなり、彼はすっかり気を落としてしまう。そんなヤコブにレイラは・・・。


「ヤコブへの手紙」オフィシャルサイト


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