懐かしいポップな家具 Boby Wagon | View-Touch! 私的グッドデザイン。

懐かしいポップな家具 Boby Wagon


Boby Wagon


"ポップでチープ"だけど高い 『Boby Wagon』



60年代を駆け抜けた天才デザイナーJoe Colombo(ジョエ・コロンボ 1930-71)
「Boby Wagon(ボビー・ワゴン)」は彼が絶好調だった70年のデザイン!


パソコンやCADの無い当時なので、コロンボもドラフター等の製図用の机を使っていたのでしょう
製図用の机は、パソコンのディスプレイのように目と並行にして使うので、物を置くことはできません。

もちろん、デザイナーは自分の好みの筆記具や定規等の文房具を大量に使うので
それらを整理して脇に置く必要があります。

そこで、生まれたのがこのワゴン!なぜボビーなのか?

いつも隣にいてアシストしてくれる相棒ということで、コロンボが付けた愛称なのかも・・・

一番よく使う筆記具や書類等を載せておくのに便利そうな天板
てこの原理で指でちょんと押せば回転スライドするトレイ
その下に棚板、その裏側には小物を放り込んでおけそうなポケット

材質は60年代な素材、プラスチック(ABS樹脂)。サイズは幅430、奥行420
トレイが4段のもので高さが945mm トレイが2段、3段のサイズ違いがあり、
現行製品の色は白、黒、赤、オレンジの4色。脚元にはキャスターが付いていて移動も簡単 (^-^)/

1999年設立のB-LINE社が、スタジオ・ジョエ・コロンボからライセンスを受けて復刻しています。

「Boby Wagon」といえば、69年にドロシー・ベッカーがデザインした「Uten.Silo(ウーテンシロ)」

こちらは壁にかけるABS樹脂の小物入れで、色々な形のポケットが付いています。
それともう一つ、20数年前の日本で一世を風靡した多面型筆箱でしょうか・・・


今の時代だから、レトロポップなかんじがイイですよね (-^□^-)