公共施設に置いて欲しい!ECOな簡易担架 | View-Touch! 私的グッドデザイン。

公共施設に置いて欲しい!ECOな簡易担架


レスキューボード(担架)


緊急時には誰でも使える 『レスキューボード』



「Rescue Board」は、緊急用の簡易担架、しかも再生紙製で折畳み。
約3.5kg、長さは展開すると1800mm、三つに折畳むと600mm、幅は730mm、厚さ2.4mm
紙といっても「パスコ」という耐久性、成形性、弾力性、電気絶縁性と
多彩な特徴を持つ素材に撥水コート処理をしたもので最大耐荷重は約500kg。
24時間、水に浸した後でも約200kgに耐えます (^-^)/

載せるのは大人一人なので、余程でない限りは全く問題ありません。

運び手は、4人もしくは2人を想定、全体は緊急カラーの鮮やかなオレンジで、持ち手には手のイラスト
4人のとき、2人のときの持ち方や、頭を載せる場所と固定ベルトの場所
進行方向も全て図示されています。

持ち手から割けたりしないのかなと思いますが、持ち手一つにつき約80kgの引っぱり強度あり!



メーカーは新潟県長岡市の安達紙器工業


1942年創業、紙を素材にした製品を開発しています。


「Rescue Board」と同じパスコを使った製品では
使った後は腐葉土にも再生紙にもなるプランターボックス「HANA&HEAB」
雪道や泥濘に埋まった時の脱出用具「スグラ」があります。

新潟中越地震の避難所にも設置した段ボールの「災害時 避難所用 更衣室&授乳室」といった
緊急用製品の他、安次富隆デザインの紙製のペーパーナイフもあり、ユニークなラインアップです。


「Rescue Board」は1999年のグッドデザイン賞で金賞の他
全国警察車載装備品コンテスト消防庁消防防災機器開発等で入選しています。