何だかんだでライブに突入。
しょっぱなから飛ばす飛ばす!
「サイケデリックス」時代の曲が続くのであるが、
テンション上がりまくりである。
3曲ほど演ったところでフロアからヤジが飛ぶ。
「スモーキーやってよ」
これには観客一同、凍り付く( ̄□ ̄;)
スモーキーってアンコールの定番じゃん。
何でよりによって始まったばかりのこんな時に~
しんと静まり返ったその瞬間、
「チャーの曲はむずかしいんだよっ!」とチャー。
一同、爆笑。さらりとかわしちゃった。
ほっと胸を撫で下ろす間もなく次の曲がスタート。
「 クライ・ライク・ア・ベイビー」演ったときは
思わず一緒に口パクした。
まぶしげにスポットライトに向かって手をかざすChar。
おお、神である。
2、3曲続いたところで
またもやヤジが飛ぶ。
「ギターうまいねっ!」
あーやっちゃった、言っちゃった( ̄□ ̄;)!!
もう俺知らんもんね。
さすがにフロアは水を打ったように静まり返る。
誰かが何とかしなければー。
と、チャーはフロアを一瞥すると言い放った。
「れんしゅーしてんだよっ!」
一同、大爆笑。
さすがはチャーである。
「Rowdy Boys」
「Come And Go」
「In Your Eyes」
「Hey Jimi」
「Lady(Don’t Fade Away)」
「Livin’ In Tokyo」
「Crying Shame」
「Merry-Go-Round」
などのサイケデリックス時代の曲に
ジミ・ヘンドリックスや
ビートルズの「カム・トゥゲザー」などのカヴァーが入る。
一曲、一曲が心に染み入り、
時間がゆっくりと流れる。
この時間が永遠に続いて欲しい、
誰もが、そう思った。
そしてCharはその願いを聞き入れるべく、
続けざまにあらゆる曲を演奏した。
ライブの途中でこんなこともあった。
ストラト、ムスタング、テレキャスターと並べられたギターの前に立ち、
「どれにしようかなー」的な表情を浮かべるチャー。
「ムスタングにしてっ」
「ストラトキャスター」
とフロアから声がかかる。
「テレキャスター!」
おもむろにかかった声に応じ、
チャーはテレキャスターを肩にかけた。
ま、ま、まじ?
僕は初めてチャーがテレキャスター弾くのを見たよ。
約2時間で終了。
Tシャツに着替えたチャーとメンバーたちはアンコールに応え、
次なる曲を演奏。曲が終わったところで
「もっとやってもいい?」
結局、3曲も演ってくれた。
そしてメンバー紹介が終わり、
「名古屋さいこー!」と言って立ち去ろうとしたとき、
「アンコール!」
「アンコール!」の大合唱。
「まじ?みんな明日は大丈夫?腰とか痛くなんない?」
と言うなり、何とストーンズの名曲
「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」を演り出した。
僕は左サイドの前列から2列目に陣取っていたのだが、
チャーは左サイドの先端まで出て来てくれた。
腕を突き上げ、頭を上下に振りながら回りの皆と踊り狂う。
オジサンもオバサンも若いお兄ちゃんも皆で
大きなうねりを作り上げる。
ライブが終わり、放心状態で歩道を歩いていると
無性に誰かに電話をしたくなった。
「もう俺、死にそー。
だってアンコールでジャンピング・ジャック・フラッシュやるんだぜー」
しかし、誰に電話すればよいのか考えているうちに
そんな電話をするような相手がいないことに気付いた。
やれやれである。
ホテルの前では、相変わらずマッサージ屋のお姉さんが
客引きしていた。
しかし僕は反対側から来たので、前を通らずに済んだ。
さあ、明日は帰るときだ。

