最初に防災教育ありき!

1)今、教育界に必要なことは?

 

「対話的」や「プログラミング」もいいけど、これらの前に、今の日本でやるべきことは、防災教育・平和教育だと思えます。

 

 毎年、どこかで激甚級の災害が発生しています。どう被害を最小限にしていくのか、どう税金を使っていくのか、国民全員が真剣に考えるべきところにきているのではないでしょうか。

 

 一方で、戦争が世界中で激化しています。なぜか、日本も防衛費の上乗せをしようとしています。

 

 こんな世の中だからこそ、もっと新学習指導要領ではやるべきことをやる必要があるのではないでしょうか。悠長なことを言っている時間はないと思えます。

 

2)最初に防災教育ありき!!


 今の日本という国では、どこで、どんな災害が起きても不思議ではないという気がしています。
 

 水害、台風、地震、津波、感染症、放射能(原発があるので)汚染、平和(きな臭い時代)といろいろな災害に対策を練ることのできる、自立した子どもたちに育てていく必要があるかと思います。


 1週間ほど、どうにか生き延びていける子どもたちの育成です。マッチの使い方から、七輪、・・・・。防災バッグ(薬や水、乾パン、太陽光発電機等々)はあるのかという対策も重要です。


 そして、金融・保険教育です。火災(地震)保険に入っているのかいないのか、我が家はどんな所に立地しているのか等々です。地名からもある程度、類推することができます。これは保護者の仕事ですが、10年もすれば、独り立ちをします。「教育」の重要性はここにあります。


 今回の石川では加入率65%でした。高率なのは東北の太平洋沿岸や九州(熊本や宮崎)、四国、東海地方で85%以上です。


 宅地の敷地は干拓だったのか、干潟だったのか、以前、川の流路ではなかったのか(熊本の川尻周辺がそうでした)、等々です。液状化してしまえば、新築が無駄になってしまいます。

 一方で、家を建てるのがいいのか、借りたがいいのかという選択肢もあります。


 多様性というのが歌われているのですが、我々の生活そのものを多様的に見ていく必要があります。
 まずは、以下のページで、高度を確認しましょう。日本は海に囲まれていて、一度、海底で地震が起きれば、「津波」がやってきます。これは国際標準語(tsunami)となっています。


https://www.ht-b.jp/ms/cs/001kotsu/7096/5364


 10m以内であれば、何らかの対策が必要です。ちなみに、我が家は3mですので、津波とくれば、裏山(2分で登れます)へということになります。


 総合学習で従来の学習をやるのも必要ですが、要は「生き抜く力」です。上記の複数災害を考えれば、時間が足りないというのが現状かと思えます。何が今の日本に必要なのか、今一度、計画を立て直す時期にきていると思います。その土台の上に、新学習指導要領というところでしょうか。


 そして、税金の使い道です。これは、選挙へと即刻、つながっていきます。国の行き先(税金の使い道)を考えるのは政治家ではありません。政治家を選ぶ「国民の選択」なのです。今の日本の有り様は、国民が選んできた結果です。やることはたくさんありますよね。子どもたちが「生きていける」教育が最も求められていると考えます。
 

3)能登半島大地震関連の新聞記事は保管すべし!!

 

■1月3日の新聞記事は、第一面に大きな文字が踊っています。

 

・熊日「石川で震度7 死者48人」

・朝日「能登震度7 48人死亡」

 

■そして、本日の朝日新聞も保存版ですね。

 

・大判2ページにわたって、地震前と後の衛生写真比較

・津波の浸水エリアと断層がどうずれたかの図解

 

 これらは、ビジュアルで実にわかりやすいです。授業資料となりえます。東日本大震災や、熊本地震と同じく、永久保存版となります。