さらに通潤橋



■朝日(20230824)の「歴史を渡る石橋王国」という記事がありました。

 記事によると、石造のアーチ橋は九州に9割が存在するのだそうです。この事実はすごすぎますよね。

 記事では、石匠館の館長氏の話によると、通潤橋の前に、霊台橋こそが素晴らしいという話でした。なぜなら通潤橋より7年前の作であり、大きさも上回るということです、たしかに渡ってみるとわかるのですが、大きいですよね。

 氏によると、このアーチの源流は、中国は明からの僧が1634年に長崎で伝えたということです。それが、1840年代に、熊本の八代の石工集団に伝わって、広まったということです。

 その先駆者が岩永三五郎ということになり、特に薩摩藩が4連アーチの西田橋を架けさせたりしました。その弟子、橋本勘五郎らが霊台橋や通潤橋を架けました。明治になって東京でも、万世橋を架けたりして、有名になりました。

 そして、もう1つは阿蘇の溶結凝灰岩の存在でした。加工しやすい石だったようです。

 何度読んでも、新たな発見がありますね。

 ちなみに、アーチのランキングでは、・・・・。

1位:大分 498基  2位:鹿児島 468基  3位:熊本 316
4位:宮崎 176   5位:長崎 161    6位:福岡 76
7位:佐賀 53   8位:沖縄 34     9位:京都 17