自然界のメカニズムが人間の新技術へ
■もう30年以上前の話になりますが、米軍の攻撃型ヘリに、トンボの複眼が利用されたというような記事を読んだことがありました。
それが昨今では、かなり使われているということです。それが、朝日(20230822)の「生き物ヒント ものづくり」に書いてありました。
1)アクリル板(飛沫防止)のフィルム(モスアイト):蛾の目
2)月面探査車のタイヤ:ラクダの足(肉球)
3)冬用スタッドレスタイヤ:シロクマの手
4)ナノぴた(手袋):ヤモリの手のひら
5)ミノテック(雨具):稲の葉
■このように、「自然界のメカニズムをまね、ものづくりに生かす手法」を「バイオミメティクス」というのだそうです。訳すると、「生物模倣」というのだそうです。
今後は、環境や生態系にやさしい「エコミメティクス」の視点が求められているとのことでした。