「全国学力テスト 県内、全国平均下回る」



■コロナで全国同じ境遇でのテストということになりますよね。違いはたった1つ、熊本はデジタル機器が揃った上での対策だったということです。

 そんな中、全国平均を下回るというのは、デジタル機器が役立っていないという証左になるのではないでしょうか。

 結局は、私的には、自分の手で書き、歩き、見て、聞いてというようなアナログを通してでないと、学力は身につかないのだと考えます。

 漢字をデジタルでやって身につくのでしょうか、作文をデジタルで書いて身につくのでしょうか。

 生物をスケッチせず、写真を取りまくる授業、昆虫の指や足に目を向けられるのでしょうか。確かに、デジタルだと拡大して記録としても詳細なものが残ります。しかし、自分の手で下手くそだけど、描いて始めて、昆虫への愛着もわくというものではないでしょうか。あまりにも、安易にやりすぎて、つけるべき力がついていないと言わざるを得ないのですがね。
 写真をとってさっと移動ですから、そこに立ち止まって、生物の動きには目を向けないというパターンがあまりにも多いのでは?

 やはり面倒臭いけど、自分の手で書いて始めて身につくのだと思います。わかったつもり、書いたつもりになっているだけだと思います。

■今のままでいくと、さらに日本の学力は低迷し、経済はさらに落ち込んでいくのではないでしょうか。
 小学生にタブレットなど、ゲーム機を与えるのと一緒だと思います。基礎基本の土台をこそ作り上げる時に、タブレットという妙薬を与えることで、間違った教育へと進んでいっているのではないかと、思わざるを得ないことが多すぎるような気がしているところです。