ソビブル絶滅収容所
■ナチスによるユダヤ人虐殺に関しては、アウシュビッツ収容所が連想されますが、その前にも収容所があったというのを新聞記事から知りました。
如何に物事を知らないかという証左になります。
まずは、この収容所は、アウシュビッツとビルケナウの2つの収容所からなっています。
これはドイツ語読みで、現地語(つまりポーランド語)ではオシベンチムといいます。
(これはイタリア語のベネチアと、英語のベニスと同じ感覚ですね)
■「日曜に想う」(朝日20221106)
日曜論壇のこのシリーズ、この日は「戦争・虐殺が個人に届く時代」と題して、ソビブル絶滅収容所のことに触れてありました。
記事によると、独ソ戦(第二次世界対戦です。日本では特に太平洋戦争というのと同じです)の1941年から42年にかけて、ポーランド東部に儲けた3箇所の収容所の中の1つになるそうです。
ここで、約17万人のユダヤ人が犠牲となったということです。
43年に撤退した際、すべてを消し去ったというのです。
ただ、今でもこの跡地から、ガス室跡とか、所持品も発掘されているのだとか。
■このソビブルから数キロでウクライナになるのだそうです。
そして今、ロシアによる虐殺が行われているというわけです。
「歴史は繰り返す」、このキーワードが妙に迫ってきますよね。
二度と起こしてはならないと言いながら、そうなっているのが現実ですよね。
すると、ますますこのキーワードは独り歩きを始めます。
どうにか、この悪い連鎖を断ち切らないといけないのですが、結局は人間のエゴなのでしょうかね?
難しいです、人の所有欲を制限するのは!!
■今回、この収容所の存在さえ知らないところに、問題があるなーと反省した次第でした。
だから、歴史は繰り返すのかもしれません。
「知識」として、知っているか、知っていないか、これは大きな問題だと思えました。