エキマトペとソラマトペ!! そして盲導鈴
1)オノマトペ
■これは歴とした国語科の学習用語です。
別名「擬態語」「擬音語」というものです。
例えば、風が「ピューピュー」吹くとか、犬が「ワンワン」と鳴くとかです。
要するに、ものの様子や音を表現する技法のことをオノマトペと読んでいます。
フランス語です。
2)エキマトペとは駅のホーム音を見える化したもの!
■熊日(20221103)に、こんな記事が掲載されていました。
「駅ホームの音 見える化」「発車ベル、近づく電車・・文字や手話に」
「エキマトペ 実証実験 聴覚障害者の安全向上へ」
■富士通が開発した、駅の音を見える化した掲示板をいいます。
聴覚障害の方が、駅で不便あるいは危険な目にあっていることを知った技術者が、AIを用いて、いろいろな音、例えば、電車の接近音などを電光掲示板で見える化したものです。
曰く、
聞こえない人はどんなことに困っているのか。思いをはせてもらい、少しでも優しくなれる社会になればうれしい
確かにそうですよね。我々には、聞こえない人がどんな気持ちになっているのか、知る由もありません。当然としか思っていないわけでして。
■実際に、聴覚障害の方に、インタビューがなされていました。こう文面にありました。
ホーム上にあふれる決して知ることのなかった音に触れた時、聞こえる人と「とても近い形でここに立っている」と喜びをかみしめた。
確かにですね、うーんと唸らざるを得ませんでした。
3)ソラマトペとは!
■これはまだ開発中なのだそうです。
空港に置くそうですよ。エキマトペもまだ実証実験中だそうで、これから本格化するそうです。
早いうちに、実装されることを期待したいものです。
4)盲導鈴もありますよ!
■盲導鈴というのもあります。
これは視覚障害の方のための音です。
大学構内とか、駅のプラットフォームとかで、誘導用の音です。
ぜひ、上にアクセスして聞いてみてくださいね。