生き物同士の関係性が狂ってきている?

 

1)「気候変動が狂わす 命の営み」(朝日新聞20221028)

 

■フェノロジカルミスマッチとは、気候変動が引き起こす、生物の関係悪化を指します。

 

 どんな悪化か、それは、「寄生」関係を損ねるということです。

 

 記事では、こんな例が出されておりました。

 

・マルハナバチとエゾエンゴサクの関係性です。

 

 後者の植物は、春の雪解けの時期に合わせて開花して、それをマルハナバチが受粉させるという仕組みです。お互いが寄生しあっているわけです。

 

 ところが、地球温暖化の影響でしょうか、地表近くの温度と土内の温度の整合性が上手くいかず、ハチが登場する前に開花してしまっているというのです。

 

 ミスマッチなわけです。

 

 

2)生態系への影響が大問題!!

 

■これは、昆虫と植物の関係に収まらず、魚類、鳥類、哺乳類にまで多くの影響をもたらし、ひいては人間界への食糧危機にも繋がりかねないというわけです。

 

 具体的には、魚類とプランクトンの関係、ここにミスマッチが起これば、漁業への影響は計り知れないわけですね。

 

 結局、すべての根源は「地球温暖化」ではないでしょうか。