シュガーロードに集まる食文化!!
1)シュガーロードとは
■読んで字の如く、「砂糖の道」です。
江戸時代、長崎は出島で貿易がオランダと中国とでなされておりました。
それ以前は、ポルトガルとの貿易がなされていて、ここので南蛮菓子が伝わります。
当時、砂糖はビタミン扱いでした。つまり、糖=エネルギーなわけで、元気が出るわけですね。
その上で、お菓子として幕府へと献上されていくわけです。
その道すがら、当然、砂糖や菓子のおこぼれが道中に落とされて?いくわけです。
その辿った道、特に、長崎~佐賀~北九州の道をシュガーロードと読んでいます。
■何と、2020年6月には日本遺産に認定されています。
2)「なるほどハッケン シュガーロード 今風甘味」
■上記記事が朝日新聞(20221010)に掲載されています。
それによると、金平糖の完成には2週間かかるそうで、これにはびっくりしたことでした。
下の写真は、似たようなお菓子「有平糖」です。
記事では、新しい和菓子が登場しているとのことでした。
3)シュガーロード文化とは
■当然、食文化、つまり砂糖を使った和菓子ですね。
カステラを始め、マルボーロ、金平糖、ひよこ饅頭、その他、たくさんありますよね。
そして、もう1つは、現代風の文化、つまり炭鉱と結びついた娯楽、大衆文化ですね。
食が発展すると、つくる人、食べる人が集まります。また、炭鉱には、鉱夫と共に、その家族が移住してきます。そこには、食文化とは別に、娯楽文化が生まれます。
その代表的な形として、飯塚市の嘉穂劇場ですね。
現在は、コロナ禍で、閉館しているようですが。ぜひ、今後の開館が待たれるところですね。
4)地域おこし
■記事では、歴史と食文化の活かした地域起こしが本格化しているという内容でした。
シュガーロードパス(1500円)というのが発行され、いろいろな割引があるようです。
以前、シュガーロードを巡るツアーに参加したのですが、さらなる発展が期待できそうですね。
■一つ、驚いたことは、シュガーロードに組み込まれていない熊本県が「生菓子出荷額で九州第2位なのですよね。
1位:福岡 3位:佐賀 4位:長崎 5位:鹿児島
県境なので、砂糖のおこぼれが回ってきたのでしょうね。