教職員の長時間労働の中身は?

 

1)朝日新聞、熊日新聞ともに掲載!

 

■それによると、在校時間が11時間21分、自宅持ち帰りは46分だそうです。

 合計12時間7分とのこと。

 

 8時間を大幅に上回っているということが問題なのだとか。

 

 しかも休憩時間は0分とのこと。

 

2)発端は部活動激務だった!!

 

■この問題の発端は、私の知るところでは、朝日新聞が掲載した、とある教員のなげきでした。それは、

 

 やりたくもない、したこともない、部活動を担当しなければならない、しかも、それは勤務時間外と土日だった、これはブラックだ!と、展開した中学校男性教諭でした。

 

 ここから大きく発展していきました。

 

 元総理大臣が襲撃され、その犯人の過去が、現在の政党と宗教問題を炙り出した結果になりましたが、事件こそなかったものの、その方のなげきが新聞紙上で大きく取り上げられ、話題となったことでした。

 

3)私も20年前から訴えてきていた!?

 

■私も、部活動の辛さを訴えてきていました。卓球や野球はまだしも(経験あり)、サッカーとか担当させられると、ルールの確認から、審判講習会から、辛いものがありました。

 

 本業はなんだろうと、真剣に考えたことでした。授業ではなかったのか、部活をするために、教員になったのかと、つくづく考えた時がありました。

 

 これを各種講習会にて、文面にして、訴えたことでした。しかし、何の音沙汰もなく、過ぎ去りました。

 

■誰も担当者がいないとなれば、「やるしかないか!」という性格、知らないふりができない「性格」でしたので、無理して担当してきました。

 

 本当は、授業に集中したい、教材開発、研究をしたいと思うものの、放課後や土日はこれらに仕切られ、思うようにいきませんでした。

 

 県外の民間研修会に行くたびに、県外の教職員は幸せだなーと、つくづく感じたことでした。思う存分、教育ができると!!

 

 部活があるため、思うにまかせぬ自分がいました。

 

 学校での仕事は、家に持ち帰らざるを得ないのですね。この習慣が今も続いているのです。「持ち帰り」が!!

 

4)現在は?

 

■今は、熊本県ではこの悪しき部活動が撤廃され、若い教職員は授業に集中できる環境にあります。幸せだろうなーと、つくづく思います。

 

 ようやく、他県と肩を並べることができました。

 

■しかし、・・・・・まだまだ、記事のごとく、別の問題があるのも確かですよね。

 

 例えば、教員皆がタブレットを持つ時代になりました。しかし、年次休暇をとるのに、以前は1分でできていたのが、今では、少なくとも15分、長いと30分かかります。これだけで、仕事は大忙しとなりますよね。年休とるのでさえ、時間がかかるシステムとなっていて、昔はよかったと、誰でもが思っていると思います。

 

「働き方改革」とよく言っているわけですが、まずは灯台下暗し、脚下照顧といきたいものです。

 

 少しでも改善されるといいですよね。そう願いたいと思う昨今です。