「アフリカはいま」(朝日新聞)


1)「ガーナ廃棄4割の推計」

 

■要旨はこうです。

 

「リサイクル」「リユース」という名目で、先進国の古着が、アフリカに押し付けられていて、ガーナではその4割が廃棄物となって、環境を破壊しているというものです。

 

■ガーナの担当者、曰く。

 

地球上に服は余っている。単純に服の生産量を減らすべきだ。

 

 ここが前から唱えている「資本主義」の問題ですよね。

 

 

2)アップサイクル

 

■その一方で、その古着に価値を加える起業もあるということです。

 

 つまり、染め直し、仕立て直し等々で、新しい古着として市場に送り出すというわけです。

 

 ただ、これをやったからといって、基本的な問題解決とはなりませんよね。

 

 

3)電子ゴミまで

 

■記事によると、テレビなどの電子ゴミまで欧州から届いているという問題です。

 

「バーゼル条約」というもので、規制されているということですが、そうなっていない状況があるようです。

 

 これらの電子ゴミはレアメタルなどを含む都市の金鉱山なのですが、処理に水銀など、有害物質が出てくるため、環境破壊にもつながりかねないということでした。

 

 資本主義の問題点が噴出して、それらが途上国へと向かう、これも大きな意味での資本主義ですよね。