気候正義と「緑の大壁」
1)気候正義とは
■いや、熊本ではほとんど雨という雨が降らずに、梅雨明けです。何たることか、こんなこと、私が61年間生きてきた中で、初めてではないでしょうか。
異常気象が「正常」となりつつあります。原因と結果の世界ではないですが、これが現実なのですよね。
使いたい放題、エネルギーや食料を使い古した結果がこれではないでしょうか。
■気候正義とは、フェアトレードと似ています。つまり、発展途上国の農産物が適正価格ではなく、先進国から異様な低価格で取引され、現地の人々を搾取しているというのです。
気候正義とは、ほとんど先進国の人々がエネルギーや食料を食い尽くしているのに、その悪影響が途上国で起きているという問題を指摘している言葉です。
先程の原因と結果の法則からいうと、当然、つけは先進国が負うべきなのに、貧困層にしわ寄せがいっているということです。
日本でも同じことが言えないでしょうか、都会でそうなのに、被害は地方で発生する、つまり、大雨にしろ何にしろ、田舎で大災害となっているのと、似ています。
2)グレート・グリーン・ウオール
■今や、アフリカでは大変なことが起きているようです。つまり、家々が砂に飲み込まれているというのです。砂漠の拡大です。
熊日(20220512)の記事によると、モーリタニアでは、砂漠が広がっていて、民家を飲み込み、多くの住民が引っ越しを余儀なくされているというのです。
そこで、立ち上がった現地の人のことが取り上げられているわけです。
■私はガーナにも行ったことがあるのですが、ここは赤道直下とまではいいませんが、その少し上に位置していますが、ここは熱帯雨林が鬱蒼と生い茂っておりました。そのガーナを一歩出ると、そこは砂漠化を食い止める最前線となっている模様です。
北緯10°以降でしょうか、モーリタニアから、ジブチまでの横断ラインに乾燥に強い樹木や野菜を植えて、緑の壁をつくり、砂漠化を食い止めようというわけです。
3)我々にできること
■それは募金も必要ですが、一番大事なことは、原因と結果の法則です。
つまり、一人ひとりが環境に優しい生活をしようということです。これを抜きにしては語れないと思います。
一人ひとりが、自動車通勤をやめ、公共交通機関を使うとか、自転車、徒歩、そんな生活に切り替えましょう。電気自動車なんて、ナンセンスです。結局は発電所で多大な電気が必要になるだけです。その結果は、二酸化炭素排出か、放射能排出化の二者択一でしかありません。
自分にできることから始めるしかありません。
皆でやりきって、地球環境を元に返しましょう!! でないと、結果が出てきます。今年みたいな梅雨明け、そして、真夏の高温、水不足等々です。やるしかないでしょう。
■「いつやるの?」「今でしょ!!」