他国へと技術、販売網が持っていかれている!!
風力も太陽光も、全ての技術、製造物、販売網が日本からなくなっている!!
■衝撃の内容です。
今、朝日新聞で「資本主義 NEXT グリーン成長の虚実」という連載が始まっています。
今日で第3回です。
1回目:0503 「再生エネ 取り残された日本」
2回目:0504 「3.11後も原発に固執 再エネ阻む」
3回目:0505 「太陽光 世界一からの敗北」
■第1回目はこうでした。
資本主義には2つの壁があった。1つは、富を生み出すスピードが鈍った低成長。もう1つは、経済拡大がもたらす環境問題。
脱炭素の1つに風力発電がある。ところが、リーマンショックとGE(ゼネラル・エレクトリック)からの特許侵害で提訴という2つの問題から、日本企業は撤退!!
これにより、サプライチェーン(部品供給網)が国内に存在しなくなり、発電機のナセル(風車の心臓部)から羽根等々、全てが海外製というのがネックになっている。
■第2回目はこうでした。
風力発電が伸びなかったのは、政府の考えと制度にあった。政府は、原発稼働を中心に考え、再エネに踏み切れなく、これが諸外国(特にドイツや中国)に遅れをとった。
■第3回目はこうでした。
FITに関して、日本は05年に助成を打ち切った一方、ドイツは04年に稼働させ、とうとうドイツに追い越されるはめとなった。一方の中国は国家プロジェクトで、パネルの輸出構成をかけてきた。日本は製造が家電メーカーが中心で、専業の中国には叶わなかった。
風力に続き、太陽光でも日本は遅れていったのであった!!
■実に厳しい状況がありますね。当時、こんな考えがあったのも事実です。それは、
ドイツなどでは、家庭の屋根から川岸まで太陽光パネルが敷かれているが、こんな発電は微々たるもので、原発には到底敵わない!!
その原発で失敗したのが日本でした。もんじゅの失敗、そして東北大震災での放射能漏れでした。
第4回目はどんな記事が登場するのでしょうか。地熱でしょうかね? この地熱にしても、国立公園内に多く、発電への規制があって、二進も三進も行かない状況だといいます。
エネルギーは食料に継ぐ、最重要課題ではないでしょうか。早いうちにどうにかしていかないと!!