ラッピング紙面とは!

 

■この言葉、聞いたことがありますか。

 要は、通常の新聞紙の1面と最終面の見開き2面を別の新聞紙でラッピングしてあるというものです。

 私が初めて見たのは、西日本新聞の阿蘇山の巨大写真群でした。その後も、西日本新聞ではよくとられた仕組みでした。

 

■そして、今回、1日違いで、次のようなラッピングが登場しました。多分、これ以外の新聞でも採用されていたのかもしれませんね。

 

・熊本日日新聞 4月1日(金) 私たちのSDGs宣言

 

・朝日新聞 4月3日(日) GLOBE

(もっとも日曜版のそれが見開き4ページの縮小版でラッピング形式になったというものですが)「火星移住」

 

■上記のSDGsですが、これは私は喧しいと思っています。なぜなら、皆が近くのスーパーへ車で買い物に行っています。

 これをやる以上、環境問題は解決されないのです。遠いところならまだしも、体が不自由ならまだしも、元気な方が、若い方が、買い物に車を利用されています。自転車でいいではありませんか。

 経済を回すという理屈になりますよ、ガソリンを使って! そうなると、脱炭素なんて土台無理という話ですよね。

「宣言」、簡単です。元気な方は、自転車で買い物に行きましょう!!

 これだけです。経済のスピードを落とせば、簡単にサステナブルな社会は出来上がります。二律背反のところに、言っても土台無理というところがありますよね。

 

 電気自動車なんて、これまた偽善です。なぜなら、電気を作るのに、脱炭素は無理だからです。しかも、皆が電気を使ったとしてください。電気はいくらあっても、いつも足りなくなります。毎日「節電してください」という広報が出されるでしょう。

 

 何もかも、二律背反、こんな世界でサステナブルができるわけがありません。

 

 もちろん、何もしないよりかはいいかとは思いますがね。

 

■1990年代に環境ホルモンとダイオキシンが話題となりました。レジンペレットが話題になりました。そう、「話題」になっただけです。社会は何も変わりませんでした。1つだけ変わったといえば、家庭ごみを燃やせなくなったくらいではないでしょうかね。

 

「自転車に変えよう」、これで社会は変わると思いますね。一事が万事ですよね。

 そんな社会で生きている自分もいます。大きなことは言えません。一応、宣言しておくと、私はずっとこの方、39年間、自転車通勤でした。阿蘇にいた時の3年間のみ、山間部勤務でしたので、自動車通勤でしたがね。少しだけ、実践しているところです。

 

■次のグローブ、実に縮小されましたよね。タブロイド判で発行されていたものが、これだけの縮小です。新聞業界が苦境に立たされているという裏返しでしょうかね?