■朝日新聞 2021年8月8日(日) 「被爆76年」
■シリーズで、今回のテーマはこうです。
「トマさんに託された使命」「被爆修道士・故小崎さん最期の半年 耳傾けた女性」
「平和願う叫び 手をつかんでくれ」「無傷だった優越感 人間とは何か」
これらの見出し群が記事の内容を知らせてくれていますよね。
■要は、被爆体験者の修道士の最期の伝道者となった女性とのつながりを紹介する記事です。
その女性に対して、被爆者の語る言葉が胸を打ちます。
戦争、起こすな。核兵器、使うな。その叫びを、つなぎたい。手を伸ばしているよ。その手をつかんでくれ。
「戦争反対」と叫ぶだけでなく、人間とは何かを考えて。そうしないと戦争はまた起きる
実に重みがあります。
修道士は、自分が無傷だったことに優越感を持たれるわけです。これを告白されるわけです。
そして、人間とは何かと問うことが重要と訴えられるわけです。実に、考えさせられますね。こうして、つないでいかれる人々のお陰で、我々みたいな未体験者でも、平和について、戦争について、考えていくことができます。有り難い限りです。