■朝日新聞 2021年8月1日(日) 「1人1台・・・」
■時代は変わった!! その訳は、
教員の教育技術が格段と下がると思われるからです。
今どき、こんな研修はほぼないに等しいのではないでしょうか。時代は、タブレットオンリー、研修自体、オンラインオンリー、これでいいのかと思うのは、60代前後の法則化運動世代ではないでしょうか。
■若い頃は、どう教育していくのか、どう授業していくのかという視点で、民間教育団体が花開いた時期でした。
仮設実験、社会科初期の会、法則化運動改めトス、授業づくりネットワーク等々、いろいろな団体がしのぎを削り、お互いに教育技術を切磋琢磨していた時代でした。教材をどう作り、授業をどう仕組んでいくのかというのが主なテーマでした。こうして、教師としての技量を高めた時代です。
今や、風前の灯火、きっと、「それはタブレットでやって」「ネットで調べて」という個人事業主の教員を大量生産していくのではないでしょうか。
保護者から質問されても、「ネットで調べてください」というようなニュアンスになっていくのではないでしょうか。これが杞憂に終わることを祈るのみです。
果たしてこれでいいのか、ギグスクール構想なんて言っているのですが、果たして、果たして、結果は5年後、10年後でしょうか、時期指導要領改定の時期に、うまくいっていることを期待するのみとなってきました。
■今回の朝日新聞では、1面に図案入の構想の説明、4分の1紙面を使って、問題点指摘という構図になっています。さあ、一体、教育界はどこへ向かおうとしているのでしょうか。
一方で、このまま進むことで、学校不要論も出てきて当然かなと思ったりもします。数年前からネットで完了する大学教育も登場しているわけで、教育界どころか、社会自体がどこへ向かおうとしているのか、先の読めない時代に突入してきました。