■日本農業新聞 2021年5月8日(土) 「本当・・・」

 

■超久しぶりに日本農業新聞を読みました。何十年ぶりでしょうか。妻の実家が農家で、前は古新聞をよくもらっていたものでした。もう30年位前の話になります。

 さて、その新聞、「農業科」の話が出ておりました。なんと、小学校でですよ!!

 

■福島の喜多方市の全小学校では、「農業科」があるのだとか!! これはすごいですよね。

 小学校周辺のおじいちゃん・おばあちゃんが先生となって、指導をしているということです。しかも、田植えや収穫の「イベント」ではありません。年間を通してなのです。

 

 そして、さらには、案山子作りは図画工作、田んぼの生物は理科、作付面積や反収は算数科ときています。本格的ですよね。

 子どもたちの作文がまた凄まじいです。曰く。

本当のぜいたくとは、高級な物をたべることではなく、自分たちで作ったものを食べること

 こう言い切るところがすごいですよね。

 

■文科省審議員が「株価を読み取れる子どもたちに!」と訴えたのに対して、中村桂子氏がこう述べたということです。

株より畑のカブで生き方を

と訴えたという下りはいいですね。快適な気持ちになります。

 

 さらに、記事にはこうありました。

「一生懸命、作物を育て、命ってすごいと感動し、動物や人間も育つということは素晴らしい力だ!」

 まさしくそう思えます。農業科こそ、デジタルよりプログラミングよりすることではなかったのでしょうか。