■朝日新聞 2020年12月25日(金) 「池上彰・・・」

 

■今日のテーマはズバリ学力テストの結果です。見出しはこうです。

同じデータで印象は逆

 今回行われた「数学・理科の国際調査」の結果を、各新聞がどう伝えたかという問題です。

結果は同じわけですね。問題は、どう解釈するかということなわけです。

 

1)朝日新聞「小4 理科楽しい でも平均点は低下」

 こんな見出しで、こう結論つけています。

学習意欲をどう学力につなげるかが課題として浮かんだ 

 この答えは、現場人なら皆、知っています。なぜ、新聞記者は現場に聞かないのでしょうか。文科省の役人に聞いてもわかるはずがありません。現場を知りません!!

 答えは、簡単です。楽しさは絶対必用だが、楽しければ学力が上がると直線距離では結びつかないということです。覚えねばならないことは、覚えねばならないのです。ここを履き違えると、間違った方向に進んでいきます。

 

2)日経新聞「小中の理科 順位下げる 学習意欲の低下 なお課題」

 これは面白いですよね。朝日とは真逆です。日経は、基準が国際平均にありました。朝日は過去の結果にありました。数字のマジックということでしょうか。面白いですね。

 

3)毎日新聞「中2数学 過去最高点」

 池上氏は、明るくなると表現しています。

 

4)読売新聞「小中理数 世界5位以内」

 これまた明るい気持ちになると言わています。

 

■まとめて、氏は本文の熟読が重要と書かれています。まさしく、そのとおりですね。