■朝日新聞 2020年12月6日(日) 「田んぼ・・・」
■以前、「アロハで」を書かれていた、我らが編集長(勝手に師匠と言わせてもらっております)が紙面に帰ってきました。朝日新聞編集委員、日田編集局長という肩書で、都心から田舎へと移り住まわれ、農耕や狩猟をしながら、ライターという二足どころか、三足はいての仕事をされている方です。
昨日も別の箇所で、面白い記事を書かれておりました。実に参考になる方です。
■それで今回は、新しい月1の連載が始まりました。見出しはこうです。
「毒舌師匠の金言 技の切れよく」「教ゆれば、覚ゆったい」
というわけで、師匠が小学生に農業を教えるという転回を書かれております。やりたての米作りを子どもたちに教えるなんてと、固辞された経緯を書かれているわけです。
■そんな中、後輩たちにものの書き方を伝授されるシーンが描かれています。曰く、
この「言語化」というやつが、肝だったのだ。スポーツでも、ある技ができる人は、じつは技を言語化していない。その必要がないからだ。体にしみついている。
しかし、それでは人に教えられない。わたしも「読者を転がすとは、自分が転ぶとは、なにか」を言語化、5パターンに分けて解説、例文も示した。(中略)
教えれば、覚える、救う者が救われる者だ。
実に、真理を言い当てていると思いました。師匠の本を今、真剣に読んでいるところです。