■朝日新聞 2020年12月1日(火) 「語る・・・」
■連載なのですが、今回は古谷敏氏で、ウルトラマンのスーツアクターなどを歴任された方です。今回、第1回のテーマは「ウルトラQ 遠い未来の2020年」というものです。
ウルトラQは知る人ぞ知る、ウルトラマンとはまた違った趣の子ども向けドラマでした。
私もよく見ていたものです。おぞろおぞろしい内容だったことを今でも覚えております。
■第19話は、「2020年の挑戦」というもので、
年齢500歳というケムール人が肉体の衰えを防ぐために若い地球人を誘拐し、2020年の未来に送る
という内容だったようです。その遠い2020年という未来が今ここにきているというのは感無量という話が書いてありました。
ここからは、インタビュー形式で、そのまま書きますね。
ーー安定しているかに見える社会が、怪獣や異星人という不条理の介入で秩序が崩壊する。「ウルトラQ」が暗示していた世界が現実になったようですね。
「ウルトラQ」が訴えたのは、自然と文明との調和、バランスの必要性ではないでしょうか。怪獣たちが問いかけてるテーマは深く、重い。
■まさしくその通りだなーと感じ入った次第でした。実は、怪獣=コロナで、世界を変えるために登場したのかもしれませんね。とても哲学的な内容でした。