■朝日新聞 2020年11月28日(土) 「はじまり・・・」
■潜伏キリシタンと隠れキリシタンの違いがわかる記事です。
実は世界文化遺産となったキリシタン関係の文化、長崎は平戸の生月島は、これに入っていません。私は、それまで、この両者の違いを知りませんでした。同じもので、言い方が違うくらいにしか思っていませんでした。
だから、生月島への取材に行っていたので、なぜ文化遺産から外されるのかが、全くもってわかりませんでした。
■答えは、次の段落にあります。
(前略)踏めば棄教とは限らない。心は神を裏切らず、「潜伏キリシタン」となった人は多かった。そのうち、明治になり禁教が解けてもカトリックに合流せず、信心を続けてた人は「かくれキリシタン」と呼ばれる。
この表現が若干難しいのですよね。ここを土着の信仰と融合したのが「かくれキリシタン」と書くと、わかりやすいと思います。潜伏キリシタンはいわゆるキリスト教徒、隠れキリシタンは独自の信心を守った人々と書くといいかと思います。
よって、生月島の隠れキリシタンは、選考から漏れたということになるのかなと思います。