■朝日新聞 2020年11月7日(土) 「無料・・・」

 

■無料で運営していくというのがすごすぎます。ボランティアに頼っているのかもしれませんが、高貴な人々ですよね。なかなかできません。

 ま、しかし、考えてみれば、私も部活動というのを30年以上に渡ってやってきたのだから、無料塾以上のことはやっているよな!と、考えたりもしてみたことでした。やらない教員は絶対やらないからですね。私は、仕方がないかということで、受けてきた方です。辛かった!!、やりたいことは、授業の準備からいろいろとあったのでした。結局は私生活が・・・・。

 

■それはそうと、この文末が問題ですよ。曰く、

(外国人から)「日本の学校教育は不十分なのか」とけげんな顔をされ、なかなか困る。(中略)本来は、学校教育だけで完結する社会が理想だ。

 私はこれを目指して教育してきました。つまり、私が38年間にわたって、求めてきたもの、それは、

「自己教育力」でした。

 自分で自分を教育する力こそ、「巣立ち」の世界観です。親や教師、あるいは塾や習い事、これらに頼っていては独り立ちはできません。もちろん、芸術系は習い事が必要だと思います。

 でも、学校教育くらいなら、子どもたちに自己教育力を育ててやることが「教育」だと思ってやってきました。

 私は単独クラス(1学年1クラス)なら、業者テストはとらず自作(経費削減)、宿題は出さない、どうしても必要な場合は当然手作り、自学ノートの推奨(自分でやり通す力)、勉強のやり方を推奨してきました。

 今、理科専科としても、ときたま、国語や社会、算数へと話題をふって、勉強の仕方を口酸っぱく言っているシーンがあります。

 

■宿題を廃止して、授業で完結、自学ノートの推奨、この信念こそが必要な気がしているところです。

 大学まで、英検2級まで、ウェブ作成まで、どこの塾にも通わず、やってきた自分こそ、自己教育力の手本だと思っているところです。