■朝日新聞 2020年10月24日(土) 「ナゴルノ・・・」

 

■ナゴルノというのは、正確にはアゼルバイジャン領ナゴルノ・カラバフ地域ということになります。何が起きているのか、遠い日本からすると、何が何やらということになるのでしょうが、実は遠いようで、近い問題だと、「私」は思います。

 なぜなら、日本領北方領土、日本領竹島、日本領尖閣諸島というのがあるからです。順に、実行支配しているのは、ロシア、韓国、日本です。それぞれの地域で、領土問題が横たわり、特に、日本が実行支配しているのは尖閣諸島のみで、ここでは毎年、中国漁船との領海侵犯事件がおきます。

 だから、遠いようで、実はこのような事態に発展しないとは限らないわけです。

 

■では、その地では何が起きているのか、記事によると、実行支配しているアルメニアと、ナゴルノ地域を巡って、アゼルバイジャンとの戦闘状態にあるというわけです。発表では1000人ちかい死者数が出ているということですが、ロシアの発表では5000人と、その5倍だというわけです。

 実は、私は高校生の時、BCLでアルメニア(首都はエレバン)の「ラジオ・エレバン」の放送を視聴し、ベリカードを送ってもらっていたので、かなり注視しているのです。なぜ、こうも戦闘するのか、この地域に住むのはアルメニア系らしく、そこが複雑になっているようです。両国のバックにはロシア、アゼルバイジャンのバックにはトルコと、かなり複雑な模様です。何らかの利権が絡んでいるのでしょう。

 日本の場合には、多くの地点で日本人が住んでいない(親族は住んでおられるかもしれませんが)か、無人島であるということが幸いしているかと思われます。

 

■平和というのは難しいですね。ユーゴスラビア紛争が起きた当時、私はイタリアのローマにて、ユーゴスラビア人少女(お互いバカンスでローマを訪ねていた)と紙幣交換をしていたので、彼女は元気だろうかと、その紙幣を見ながら気をもんだことがありました。

 これからリタイア生活にもなるので、なおさら、世界のことを旅したり、関心をもったりして、注視していきたいなーと考えているところです。