■熊本日日新聞 2020年6月13日(土) 「食・・・」
■連載9回目の今回は、何とモーリタニアという、知る人ぞ知る、アフリカ西岸の国です。ほとんど知られていない国ではないでしょうか。
記事では、タコ漁を教えてくれた日本人がクローズアップされていて、砂漠の遊牧民がこのことによって、裕福になっていった過程を一人の男性を中心に描いてあります。
そして、最後に、その日本人はこう言います。
魚を与えるのではなく、釣り方を伝えたかった。信義に厚いモーリタニアの人々が応えてくれた。
ついに出ましたね、伝家の宝刀。マザーテレサの言葉でもあります。何事もこれに付きますよね。
つまり、学習内容も大事だけど、学習方法こそが、その子の生きる道につながるというわけです。
■ところで、このモーリタニア、実は日本と関係が深いのですよ。ODAのJICA等々で、漁業援助が行われていたのです。それで、パリダカラリーで炎上していた日本製車を助けるために、漁民一体となって助けに行ったという歴史もあるわけです。
この漁業援助と今回の記事は関連があるのか、ないのか、この記者、取材が甘いのではないかと、考えたことでした。
この辺のことも書くべきではなかったか、そう思います。