■熊本日日新聞 2020年5月9日(土) 「教員・・・」

 

■早くも来年度採用の募集が始まりそうです。小見出しにこうありました。

大量退職見据え

 他の誰でもない、私です!! いやはや!!

 そういえば、私ら熊大教育学部が360人位いたでしょうか?、定かでないのですが、落ちるのは10人前後ではなかったでしょうか?

 私ら世代は、国立一期校、二期校という分類が大学にあった当時、それがなくなり、共通テストという全国一律の一次テストが始まった年です。

 そのテストで自己採点し、大手塾や週刊誌等々が発表する合格ライン点数を見据えて、希望校を選択するシステムだったかなーと、思います。

 私は、それまでの英語+数学の入試では、歯が立たなかったと思うのですが、これに5教科が加わり、私にとっては追い風となったのを覚えています。二次試験では、当然、英語+数学なのですが、この一次によって、広範囲な学力が求められた分、私は救われました。

 そんな世代が、今、前代未聞の休校措置、こんなの「初耳」というわけです。

 

■時代は、遠隔学習、私ら世代は時代の変わり目にいるようです。1960年は、高度経済成長期の始まりでした。その年に生まれ落ちたのも、何かの縁でしょう。こうして、退職する時は、休校なのですから。

 とっくの昔に経済成長は終わっているのですが、巷では、コロナにより資本主義が崩壊すると言われています。まさしく、時代の変わり目だなーと、実感するばかりです。先はどうなるのでしょうか。

 

■翻って、教員採用、これからの教員に求められる理想像は明らかに違うものになるのでしょうね。ソフトやハードは使えて当たり前、そしてどんな状況にも適応できるメンタルが強い人(スポーツ力は不要?、部活が崩壊)が求められるのかもしれませんね。普通に体力があって(コロナに打ち勝つ免疫力は必要でしょうが)、精神力というか、気力というか、そんなのが求められるのかもしれませんね。時代はどう進んでいくのでしょうか。