■熊本日日新聞 2020年5月3日(日) 「屋久島・・・」
■「レジャー・旅」というコーナーでのエッセイ第1回目です。屋久島在住(当然でしょうが)の女性が担当されているようで、民俗学というか、そんなのが好きな私にとって、この欄はヒットしました!
冒頭の次の文章に釘付けです。
「月のうち、三十五日は雨という位」
林芙美子氏の言だそうですが、屋久島に行ったことのない私(妻は何と3回も行っています)には衝撃的でした。そんなに雨だらけか!!とね。
雨の生活の一長一短が主眼かと思いますが、後半のマーラーの交響曲をかけながら瞑想にふける?辺りがいいなーと思いました。そのまま写します。
漆喰の空のずっと上の方から降り落ち、暗闇の川面をたたく雨が、まるで地球の涙のように思えてくるのです。生と死を繰り返しながら回る荘厳な自然の理を、美しく演出しているかのようでした。
いいフレーズだと思えました。きれいでした。ぜひ、この女性のカフェを訪ねてみたいものだと、感じたエッセーでした。