■各紙 2020年4月11日(土) 文科省通達?

 

■COVID-19による休校措置が長引くわけですが、それに関して、昨日、報道がなされ、今朝の新聞に概要が登場しています。

 それによると、大まかにこうです。

  1. 家庭学習は教科書に基づいて行う
  2. 学校が作ったプリント、Eテレ、ICT教材、動画、ネットを活用した学習を組み合わせる
  3. 教師によるオンライン指導(日毎の学習スケジュール立案)
  4. 登校日や再開後にプリント、リポート、ノート等々を回収し、小テストを行う
  5. 学力を身につけたと判断した場合、再開後に同じ内容を授業で行わなくてもいい
  6. ネット配信教材などに関して、4月28日より著作権問題の緩和になる
  7. その他、土曜日授業の拡大、夏休みの短縮、学校行事の削減

■私は、これはまさしくe-learning時代の登場だと思ったことでした。つまり、ネット学習です。今から15年以上前に大学院に学びましたが、実は修士論文はこれなのです。題して、こうでした。

「小学校教育における在宅学習・自主学習の支援方法―e-learningの導入―」

 当時、当然、自分のホームページで全国から児童・保護者を募り、社会科の1単元で実践授業を行いました。当時は、生配信同時進行型の学習は、チャットでしかできませんでした。

 今や、時代は進み、無料のzoomというソフトで生配信同時進行ができるようになりました。さらには、家庭でのネット環境が広がり、それを可能にしてきたわけです。

 

■私は、COVID-19は学校の「パンドラの箱」を開けてしまったと思っています。新しい時代の到来だと思えます。以前から考えていた構想が私の退職の年に公的に可能になったというのは、もう本当、信じられない環境なわけです。

 face to faceの対面学習の必要性を論じないものではありません。友人同士が助け合いながら、教師と対応しながら、人間関係をも含めて学習していくというのが最善だというのは理解しています。しかし、中には不登校、病気がちな子、入院している子、様々な子が現場にはいます。

 つまり、様々な教育システムが必要だということです。