■各紙 2020年3月10日(火) 景気後退
■円高株安が進んでいます。これをどう解釈していくか、中学校公民でしょうか。しかし、もはや授業ができないですよね。タイミングというのを考えると、今が一番ベストなのでしょうが、学校が休校ときていますね。
■さて、今回の景気後退、事実は1つ、あるいは複数が絡み合ってそれをどう解釈するかで、違ってくるのでしょうが、熊日と朝日では若干、鶏と卵ではないですが、違いがありました。どちらがどうのというわけではありません。
このCOVID-19により、お金が出回らない時期となっています。前にも触れましたが、お金が回らないと、いわゆる「首が回らなくなる」、つまり「首」もありということになってきますよね。
まずは、アメリカで感染拡大が広がったことにより、それを不安視した投資家がドルを売り、円を買ったというところでしょうか。それで、買われると、物が少なくなると価格が上がるように、円高が進んだということです。昨日で、1ドル=101円まで下がったそうです。
円高が進むとどうなるか、これは小学校社会6年でも習うように、日本での輸出企業にとっては難、輸入企業にとっては益となります。円が高いので、多くの品物を買えるからですね。逆は自動車産業とかの輸出企業ですね。
例えば、トヨタ、落とし所は1ドル=108円だそうで、1円の円高で400億円が減少し、仮に101円で進むと、2800億円の損出になるのだそうですよ。日本の国益の一大企業なわけで、トヨタが潰れるとですね、これはこれはという事態へと発展していきます。
■さて、次に株です。輸出企業に難と出ると、当然、投資家はその株を売るわけですね。売れれば当然安くなっていきます。エネルギー系の企業は当然、輸入企業で益なわけですが、問題はサウジが増産に走るという憶測が広がって(会議も決裂)、さらに国民が出歩かないのでガソリンがだぶつき、価格低下となります。こうなると、益どころではなくなるわけですね。こちらも売りとなり、全体的に株安となってくるという仕組みです。現在、東証株価は2万円を割ったということです。
私は株は持ったことがなく(日本国債だけ経験あり)、詳細は知らないのですが、1年2ヶ月ぶりに下がったということです。この2万円が赤ランプなのでしょうかね。
■ところで、世界の基軸通貨は米ドルなのですが、主要通貨としては、ユーロ、人民元、日本円、英ポンドあたりでしょうか。人民元は最近で、日本をGNPで抜いてから、世界へと踊り出てきました。だから、円高とか円安とかは世界経済にとって指標なわけです。
今後どうなるか、見極めていきたいですね。それと、人が集まりにくい場所なら、積極的にでかけて、ガソリンを使う、コンビニを使う、レストランで食事をとる、こんなのが必要なのかもしれませんね。お金を使いましょう!!