■熊日広告 2020年3月8日(日) 「特A・・・」

 

■ここ数年、熊本県米産が特Aを受賞しまくっています。お米の話です。銘柄は、「コシヒカリ」「森のくまさん」、いずれも県北です。

 特Aとは、どういうものか、広告にこうあります。

食味試験(複数産地コシヒカリのブレンド米を基準とし、基準米より上か、下かで判定され5段階にランク付けされる)において、最上ランクの評価です。

 そのランクたる「食味ランキング」とは、こうあります。

主な産地品種銘柄について、日本穀物検定協会が、その供試試料を食味試験した結果に基づいて評価するものであり、流通するすべてのお米を評価しているものではありません。

 ここは意外とポイントかもしれませんね。当たり外れがあるとも言えるのかもしれませんね。

 

■それはさておき、私は小学5年社会科の農業単元「米づくり」では、実際に3種類ほどを食べ比べさせておりました。当時の特A米(例えば、魚沼産コシヒカリ)を購入し、熊本県産米+他の有名米(例えば、ササニシキ)の3種類です。残念ながら、当時の熊本県産米は、よくて80位、平均すると100位を超えておりました。

 では、味の違いは何なのか、これを追求させていく学習でした。

 

■しかし、今では県産米が特Aなのですから、時代は変わりました。逆に、魚沼産コシヒカリは長い間、特Aを死守していましたが、今は昔、再起を誓って奮闘されているようです。

 この広告を授業でどう使うか、私だったら、まずは食味させて、こう問います。

【発問】この3種の中で、熊本県産米があります。さあ、どれでしょうか。

【発問】さて、熊本県産米はどのランクでしょうか。

 

 銘柄を隠して、この広告を見せます。

【発問】実は、熊本県産米2つが特Aをとったのです。それは、次の県産米のどれでしょうか。

 

 こんな感じでやっていきたいですが、今ではもうできない??