■各紙 2020年2月27日(木) 時代は変わった!
■今、首相から3月2日以降、全国の小中高等学校を春休み明けまで休校にするという発表がなされました。
我々教職員は通知表や学年末処理をどうやってやるのでしょうか?
異動が入ってきます。どうなるのでしょう? 卒業式、修了式、退任式等々は一体どうなるのでしょうか。 問題山積み、前代未聞!! 超びっくり事象です。
■それはともかく、今日の新聞、北海道一斉休校などと出ています。これまで、地震や水害等々での場所限定の休校措置はありました。これは致し方ないというので、問題意識はありません。
ところが、患者が出ていないところでも臨時休校というのは、これまでに経験したことのないシステムです。
それで、朝は北海道だけだったのが、今となってみると、来週からはどうやら全校一斉ということになってしまいそうです。
■私は1960年生まれの大学入試共通テスト一期生です。その前まで、大学は2つに分かれていました。
国立一期校(九州管内では):九州大・熊本大・長崎大・・・・
国立二期校( 同 ):福岡教育大・鹿児島大・・・・
そして、私の受験後に晴れて熊本大に入学した昭和54年から、その区別はなくなりました。その共通テストというか、大学入試が今、揺れています。
そして、始業式はしなくてもいいとか、運動会は削減せよとか、タブレットの利用で紙の教科書はいずれなくなる、カバンも不要になる、・・・そして今回の全国一斉休校、もはや何があっても驚かない教育現場となっていきそうな気配ですね。
思えば、小学1年から50年以上、教育現場に子どもとして、教員としているわけですが、こんなの前代未聞なのです。初耳です!!!!
■時代の変わり目、潮目だと感じました。私も定年退職の年を迎えます。ここが潮時なのでしょう。明らかに時代は変わった!!
『方丈記』に曰く、
行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。
『平家物語』に曰く、
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵におなじ。
これだけグローバルになった世界、人や物、技術だけでなく病気も入ってくるということなのでしょう。時代の流れには逆らえません。川の流れに乗るしかないのだと思えます。逆らっても逆らえません。流れるように身を任せるしかないのです、ジタバタしても溺れるだけでしょう。そしたら、どこぞやの岸に流れ着くか、海へと出ていくのでしょう。
時代は変わった!!