■朝日新聞 2019年10月22日(火) 「新聞と・・・」
■これは連載でしょうか、今回は「守りと攻め 問われるのは軸」という論考で、朝日新聞の現状が描かれております。
なんと、自前の印刷工場を1カ所閉鎖したというのです。
例えば、九州だと、熊本などは確か、佐賀の印刷工場だったでしょうか、そこから送られてきます。だから、東京の朝日新聞と地方の朝日新聞は若干違います。つまり、時差が生じます。早朝配布を考えると、工場から販売店へ持って行く時間が鍵を握るわけです。だから、地方版は早版がでますが、東京だと深夜の情報まで挿入可能となるわけです。よく、野球で延長が行われると、結果未定で新聞に載ってきますが、東京版は当然、結論が出ます。
■それはともかく、デジタルの台頭で、購読部数が明らかに減っているということです。故に、印刷工場の閉鎖が行われるわけです。こうなると、輸送・販売に従事する人々へも影響が出てくるわけです。連鎖反応というものです。
私は夕刊はとっていないのですが(多分、熊本での購入は無理かな?)、リニューアルされたのだそうです。つまり、読まれる新聞にしないといけないわけです。
夕刊の配信は、リスクがあります。つまり、夕刊廃止となると、この会社、危ないのでは?という裏返しになるわけです。リニューアルというのも、尻に火がついたという状況があるのかもしれません。
■そんなことを朝日新聞で、堂々と書いてあるわけです。そういうわけで、朝日新聞は、パブリックエディターという制度を設けたそうです。つまり、読者から寄せられる声を元に、記事を伝えるという姿勢です。でも、これって、どこでもやっていそうな気配がしますがね。
ともかく、どの分野でも、今までが通用しない時代を迎えているということでしょう。時代の流れに乗らないと、生き残ることができないわけです。弱肉強食の世界が、この人間社会にもあるといことでしょうかね。