■朝日新聞 2019年10月20日(日) 「英離脱なら・・・」
■これがEUというシステムだったのだと、思い知らされる記事です。この組織ができた時、ただ単に、貨幣がユーロとなり、行き来がパスポートなしでできるようになったとしか、理解していませんでした。
ちょうど、EUになる前後にヨーロッパを旅していました。ちなみに、消費税は15~20%だったので、いかに、日本が幸せな国なのかと思っていたことでした。
■それはそうと、ドイツ国境は、とても手厳しく、銃をかまえた兵士でしょうか、検閲があっていたことを思い出します(もちろん、他国もそうだったのでしょうが、日本人はフリーという国が多かったですよ)。ところが、EUになり、両替の必要がなくなり、かつ国境はフリーパスです。
それだけではなかったのですね。
■記事から、EU市民という人々の存在を知りました。つまり、他国の人はその国の人にとってはEU市民となっているということでした。今回の離脱(するのかどうなのか、迷走しているようですが)により、英国内の他国(当然EU内)の人、他国にすむ英国人は不法滞在者となるというのです。なるほど、そうだったのか!!、目を開かされる思いがしたことでした。
■世界地誌の学習では、この記事を使って、EUの本質を学習させたいものですね。