■熊本日日新聞 2019年6月26日(水) 「教材・・・」

 

■6月3日の6時間目に取材を受けた授業でした。3年は理科の授業です。ホウセンカの観察が主眼の学習内容でしたが、なかなかスケッチがいい加減な状況があったので、見る目を鍛えようとした授業でした。

 まずは、フラクタル構造かという学習から入りました。部分と全体が似ていることをフラクタルといいます。20年以上前に、複雑系の科学として一世を風靡したものでした。

 ここで記事を使い、タブレットで意見を送信するというものでした。ホウセンカはそれとは違うということを確認した上で、真上から見る学習をしました。太陽光にあたりやすいように、「互い違い」に葉がついているという学習です。

 まとめは、真上から真横から真下から植物を見て観察していこうというものです。

 

 記者は、記事の始まりを「」つきの発問から起こされました。上手いなーとつくづく思いました。子どもの感想もいつの間にか、とられておりました。早い!! そして、授業後にインタビューを受けたわけですが、30分以上の長い時間の話をコンパクトに上手くまとめていただきました。言いたかったことが全て伝わっていて、まとめ方の勉強になったことでした。私のことですから、支離滅裂であちらへ飛び、こちらへ飛びの答えをしていたかと思うのですが、まさに「我が意を得たり」の心境でした。

 写真もうまいなーと思いました。子どもたちは後ろ姿で、タブレットと教材たるブロッコリー、テレビに映し出された記事、黒板に掲示している普段の新聞記事と、いいアングルでとられておりました。これぞ、プロの仕業という感じでした。

 記者に感謝申し上げたいと思います。有り難うございました。

 師匠たる、故有田和正氏に捧げたいと思います。いつまでも、授業は「教材7分に腕3分」!! 教材こそ命でした!!