■朝日新聞 2019年5月18日(土) 「見えない・・・」

 

■「見えないもの」をどう見えるようにするのか、ここは理科などにも共通しており、教育の醍醐味なのでしょう。

 小見出しには「電子マネー使う体験・まずは現金から」とあります。中程に、こんな記事があります。

「クマカ(仮想の電子マネ-)なら、お金がなくならないと思った」という感想を述べている小学生がいます。ほとんどが使いすぎていると書いてあります。

 

 その前の文章にこうあります。

「200円分チャージしてあるクマカと現金200円を持って遠足に行くという設定」

 チャージという言葉がわからないでしょうから、「200円分しか使えません」というような指導があったと思われますが、使いすぎという意味不明、しかもチャージなので、200円以上は使えないはずなのですがね。

 

■ここは、このセミナーの設定ミスではないでしょうか。はっきり言えば、額が限定されているか、いないかでクレジットカードと同じだと思うのですよね。ゲームでのカード使いすぎ問題などは、10年以上前からあったわけで、電子マネー独自のセミナーが必要ではないでしょうか。若干、設定が曖昧かなと思ったことでした。

 それでも、見えないものを見えるようにするという工夫は学ばねばなりません。ここが教育の醍醐味ですよね。