■熊日別冊 2019年4月14日(日) 「あの日・・・」
■別冊で、熊本地震の特集号となっております。その11面に「多発地域 歴史資料が証明」という記事があって、熊本の地震年表が掲載されていますので、これは永久保存版ですね。後世に語り継ぐ必要があるかと思います。
記事を書いている方自身、熊本で地震というのが結びつかなかったと吐露されております。歴史を確認しておく必要性がここにありますね。これは、熊本に限らず、全ての地域で重要なことかと思います。
■さらに、ここには、益城町のドローンでしょうか、上からとった写真が掲載されています。これは、地震直後に掲載された各紙に掲載されたものでしょうが、ちょうど小麦畑を断層が走り、2m程ずれている、あの有名な写真です。私は、当時、この場所がどこか、かなり気になって、グーグルの地図で探しまくったのでした。そして、そこを見つけ、実際に現地へと行ったことでした。それが次の写真です。
■それはともかく、問題は、歴史だけではないと思います。ここからは私見ですが、歴史とは文字に残されている記録誌です。そうではなく、語り継がれてきた伝承も大事ではないかと思うに至りました。というのも、「大蛇伝説」という話が残されているのです。
その昔、15間(27m)程の大蛇が蛇ヶ谷という村に住んでいて、暴れていたそうです。それで、人々は近づけず、猪などにも荒らされていたとのこと、大きな音を立てて大蛇が行った後には、道ができていたというのです。
つまり、おわかりですね。これは地震を意味します。大きな音を立て、田畑に断層跡をつけていったということに他なりません。こんな伝説を単なる伝説で終わらせることなく、後世へと伝え、地震に備えておく必要があるということだと思えます。総合学習のいい取り組みになるかと思います。