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[[[[[[[[ 【1】 新年元日のNIE   ]]]]]]]]
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<<<   熊本日日新聞  >>>
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■別冊特集では、「つなぐ 新時代へ」というのが読み応えが
あります。

 というのも、通潤橋関連の種山石工が登場するからです。

 種山石工の後継者は7代目ということで人物紹介があるので
すが、その8代目が生まれたという記事です。

 その8代目の弟子もいるということで、実に喜ばしいこと
ですよね。

 ぜひ、通潤橋学習の最後には、次のような課題を立てて、
授業を閉めたいと感じたことでした。

「今後、通潤橋をはじめとした、石橋は無くなっていくの
だろうか?」

 誰もこんな授業をしていないと思います。早くやった者
勝ちですね。



■「70歳定年」という新しい連載が今日から始まりました。
耳の痛い話です。

 見出しに、産業交通バスは、「60歳以上 運転手の3割」
とあります。

 何と、そんな時代なのかと、そういえば、学校長で定年
退職して、「教諭!」として?働いている教職員が思うと、
うーんと唸ってしまう自分がいます。

 どんな時代になるのか、ひいては自分はどう生きていく
のか、興味津々の連載になるなと思っているところです。

 教材というよりか、自分の人生いかに!!というテーマ
でしょうか。


■「元号総覧」というのもよかったですね。熊日はカラー、
西日本は白黒でした。

「大化」から始まり、「平成」までが一目瞭然となって
おりますよ。保存版でしょう!!




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■一昨日より、新連載が始まっているばかりなのですが、
今日から「カイシャで生きる」という連載が始まりました。

 複数の連載があって、読み応え満載ですよ。
(ちなみに、一昨日からは、以下の連載2本です。
「エイジングニッポン」「私が変える」)

 第1回の今回は、「息苦しい霞が関 祈り合えた」
「休んで吹っ切れた。組織の中がすべてじゃない」
という見出しです。

 これまた、上と同様で、新しい生き方というか、そんな
ものを感じた記事でした。

 上記とは違い、今度は20代のキャリア官僚です。この女性、
精神科受診と共に、休職し、そして復帰して、シェアハウス
等々、パートナーと共に新しい人生を歩まれます。

 こんなことできない!と、おじさんたる私は思います。
若い人の特権でしょうか、凄い生き方です。

 これが今の若者なのかもしれません。新しい生き方、
やってみたいとは思いませんが、そうなんだーと考え込んで
しまう記事でした。


■そしてもう1つ、新連載があります。

「かぞく彩々」

「かぞく色」という映画もありましたが、第1回目の今回の
見出しはこうです。

「2人のママ 堂々と幸せに」
「最初の当事者 保護者にLGBT研修」

 熊本欄にある記事ですので、県内の「夫婦」ということ
でしょうか。

 2人のお母さんが精子提供を受けて産んだ2人の子どもを
育てているという記事です。

 映画同様、いろいろな家族があるという意味ではとても
いい記事だと思えました。

 詳細は同記事にて。


■最後にもう1つの連載は、

「この部屋で」というもので、見出しはこうです。

「新宿の片隅 彼女の気配と」
「一緒に借りない? はいっ!」
「心通わせた歌姫急逝 愛したレコードを支えに」

 これまた、こんな人生があるんだーというのを紹介して
くれています。

 上記にあったように、シェアハウスと派遣生活です。

 いや、世間知らずとはこのことですね。

 人それぞれなのですが、こんな生活があるんだーと、
今更ながらに、驚くばかりです。

 これからどんな人々が登場してくるのでしょうか。

 こんな人々のことを知っていると、子どもを見る目も
変わってくるというものです。


■他にも、「感情振動 ココロの行方」という連載もあります。

 なお、平成が終わりますが、「1万1千日の歩み」という2面
ぶち抜きの、双六みたいな「歴史」は、今後の歴史学習の
味噌となるかもしれませんね。

 10年後、「平成」時代の学習に入ります! なんていう、
教師のめあてがだされるのかもしれませんね。




<<<   日本経済新聞  >>>
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■連載は「新幸福論」というものです。

「つながる100億の脳」「知の探求 女子器通じぬ未来へ」
「人類 問い直す」

 という見出しが並びます。日経らしい連載と言えるでしょうか。

 私としては恐ろしい時代の始まりという感じがしたことでした。
映画の見過ぎでしょうか。

 な、何と、iPS細胞で作られた人工脳が脳波を発したという記事
なのです。

 30年のこの進化なのだそうで、次の30年、つまり2050年で「
人類は転換期を迎える」というのです。

「人間の定義は技術の進展に応じた変わる」

 という言葉も並びます。一体、どんな時代を迎えるのでしょうか、
まずは生きているかどうかですが、・・・・

 脳と機械、脳と脳をつなぐブレイン・ネットワーキングで言語
すら必要ないと言い切ります、米の大学教授。

 写真には、「ibuki」という子どもロボットが登場していますが、
これは「エクス・マキナ」というロボット主人公映画のものと
そっくりです。

 1面のこの記事は前振りに過ぎません。もっと凄い内容が、
6,7面にあります。

 ぜひ、読んでみてください。これが今回の正月記事のナンバー
1ではないでしょうか。


■別冊には、「インテル入ってる?」ではなく、「AI入っている」
というキャッチコピーの特集がなされています。

 もう日経とは言わせない、「日本技術新聞」という感じでしょうか。



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■別冊特集の「伝統の美 次世代に」というのが即、教材たり
えますよ。

1面:雪舟の絵画
2面:狩野永徳の屏風
4・5面:更科日記の一場面(絵画+古文書)
6面:尾形光琳の絵画
7面:鎌倉時代の仏教絵画

 図工や社会科で生かせる絵画資料目白押しです。黒板に即
貼れるかと思います。




<<<   西日本新聞  >>>
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■連載は、西日本新聞らしく異国の特集といえばいいでしょうか。

「ワタシペディア 私事典 平成の終わりに」

 1面で導入のパターンです。日本人「らしき」2人の姉妹が
写真をとっているシーンです。

 それで、最終面にこの2人の母国が明かされます。

 ネパールのシェルパだそうです。

 要するに、第1回の今回は日本に「普通」にいる、外国の人々が
焦点のようです。

 熊本にいると、そこまで感じないのですが(感じないのは
私だけかもしれませんが)、福岡だと確かに分かりそうな
気配があります。

 これからどんな特集になるか、楽しみですね。



<<<   毎日新聞  >>>
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■連載は、「新年に食べる」というものです。これ、地理学習
のネタになるかと思いますので、中高以上の社会科教師は必見
かもです。

 もちろん、小6社会科3学期教材としてもいいでしょう。

 第1回の今回は、「南米発 決め手はしょうゆ」というもので、
ペルーの正月料理が紹介してあります。

 これから各国の紹介が始まるようです。

 ペルーの大晦日では年越しそばならぬ、「年越しぶどう」を
12粒食べるのだそうですよ。


■もう1つの連載は、「平成という時代」というもので、第3部
変化の第1回目となるようです。

 第1面には、「二つのルーツが私」というもので、関連して
2面と最終面に「あるべき日本人離れて」「なりたい自分になる」
「ハーフ偏見からの解放」という見出しが続いています。

 まだ、「ハーフ」というのですね。てっきり、「ダブル」と
いうのかと思っていたことでした。

 記事では、ガーナ人と日本人の間に生まれた方が主役なのですが、
差別の事例が紹介されています。私もガーナに行った身としても、
記事を読んでいたたまれなくなったことでした。

 もう一人の方は、ドイツ人との「ハーフ」です。

 日本人とは何か、移民社会の問題、そんな問題がクローズアップ
されていくのでしょう。

 読み応えがありそうです。



<<<   産経新聞  >>>
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■連載は、「新時代」です。第1部「日本はどこへ向かうのか」
というものです。

 第1回目の今回は、こんな見出しです。

「科学力 日本人が足りない」

 今回のノーベル賞受賞を本庶教授はインド人准教授に知らせた
のだそうです。

 もはや、外国人なしでは研究室が回らないというのです。

当然、言語は英語だそうです。

 2・3面にさらに詳しい記事が紹介されております。詳細は、記事
にて。


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「今回はこの辺で、よかろか!!」
というわけで、2019年の元日NIEを紹介しました。

 今、熊本駅が改修中でして、キオスクがなくなり、日本工業新聞
などが入手できない状況です。

 産経新聞さえ入らず、電話をかけまくって、やっと新幹線口の
ファミマにいれてもらうことができました!!

 新聞もスマホの時代になりにけるかな!!