■熊本日日新聞 2018年8月18日(土) 「新生面」

 

■今日のキーワードは「世間師」です。コラムによると、民俗学者たる宮本常一氏が多用していたようで、氏の意味では「旅を重ねて見聞を広め、そこで得た経験を伝達し役立てる人」だそうです。宮本の父親こそがそうだったと。例えば、旅で身につけた養蚕技術や果樹栽培などを郷土に伝えたというわけです。

 コラムでは、この人を、先日幼児を見つけたボランティア氏だというのです。他のボランティアからも「師匠」と呼ばれていたと、時の人となられました。これこそ、経歴を聞くと、道徳ですよね。

 

 私もこんな人になりたいと、思ったことでした。何しろ、引退後の66歳からスタートしたボランティア人生だそうで、見習う点多しです。