■朝日新聞 2018年7月27日(土) 「けいざい・・・」
■次のように問います。
【発問】今、農業に「エシカル(倫理的)」というキーワードが打ち出され始めました。さて、このエシカルという言葉、農業の何を刷新するというのうでしょうか。
■まず、この記事は連載でして、今回のテーマは、「安心野菜 仮想通貨技術で」という異色な組み合わせです。
「何?」と思ったことでした。
要はこうです。
仮想通貨に使われているブロックチェーンという技術を農業にも応用するというのです。新しい決済システムかと思いきや、正解は、上の発問に関係があるのでした。
■エシカル、倫理というのはよく聞く単語ですが、正解は、
その野菜がどこでどうつくられ、運ばれてきたか、そして、安全で環境に優しいというのが、この技術を使えば一目瞭然、改ざんされないというわけです。
■今までも、トレーサビリティとして一部野菜にはあったのですが、今回は環境や流通まで入ってきている、しかも、改ざん不可能というわけです。
生産者は言われます。価格競争ばかりでなく、いいものは高くても買うという人々とのつながる仕組みを作りたいと。確かに、そうですよね。新たな技術が生み出した、新たな価値観、仕組みの登場でしょうかね。