■熊本日日新聞 2018年5月20日(日) 「飛び地・・・」
■大牟田市にある荒尾市が取り上げてあります。ここは面白いですよ。電話番号は、住所は、警察は、インフラはと、かなり興味津々です。
記事では、全国で2カ所だけと大牟田市史にあるとしていますが、実はかなりあるのです。しかし、多分ですが、市町村合併で解消されたのではと思います。
■江戸時代に始まったとあります。私の知るところでは、肥後の飛び地として有名なのが、大分は鶴崎です。なぜ、豊後水道の沿岸に飛び地があったのか、それは何を隠そう、加藤清正の施策でして、参勤交代路の一環でした。ここまで豊後街道を進み(豊前街道はほとんど使わず、ここを使ったのは薩摩)、この鶴崎から波奈之丸にて海路で神戸に立ち、ここから東海道を江戸へ上るわけです。復路は中山道を通り、神戸から海路、そして豊後街道なわけです。
よって、この鶴崎は重要な肥後藩の「領地」だったわけです。
■7月23日は頓写会、熊本の本妙寺だけでなく、ここ鶴崎の法心寺でも開催されます。むしろ、熊本以上に清正信仰が高いのかもしれませんよ。
飛び地の現在という新聞記事から、飛び地のある歴史を彫り探ってみたことでした。私が取材した後、この法心寺、焼けてしまいました。清正の宝物は何とか災いを免れはしたことでした。
姉妹都市提携とかはどうなのでしょうかね?